東証プライム上場企業への就職はすごい?すごくない?就職経験者が解説

悩んでいる人

就職・転職活動で
企業研究をしているんだけど
東証プライム上場企業への就職について詳しく知りたい…
就職できるとすごい?すごくない?

一体誰に聞けば…

そんな悩みに

新卒で東証プライム上場企業への

就職経験のある私が答えます。

本記事の内容
  • 東証プライム上場企業で実際に働いて感じた
    「すごいこと・すごくないこと」
  • 東証プライム上場企業への就職を目指すときに
    注意するべきこと

 

私は私立大学の機械工学科を卒業後

東証プライム上場企業(設備メーカー)へ就職し

生産管理部として2年間勤務しました。

 

普段の日常生活では目にしない製品を取り扱う

BtoBの設備メーカーなので知名度は皆無でしたが

 

入社前の私 「東証一部上場企業はすごい」

これが

入社後数ヶ月の私 「東証一部上場企業ってこんなもん?」

となっていました。

(※当時の呼称は東証プライム上場→東証一部上場)

 

ここからは

私が実際に勤務していた

東証プライム上場企業の話(経験談)になります。

 

数ある東証プライム上場企業の

一例として紹介していきますので

就職・転職活動中で

東証プライム上場企業に興味のある人は

参考になると思います。

   

いくつかの項目に分けて「すごい/すごくない」を

みていきましょう。

 

Contents

東証プライム上場企業の同期

同期

新卒で業界世界首位の大手設備メーカーに就職しました。

従業員は1500人程度。

地元ではそこそこ知名度のある会社です。

  

食堂付きの社員寮が完備されていたので

同期は全国から集まっており

私のような私立大学卒も、もちろんいますが

国公立大学出身者も多く

誰もが知っている大学の出身者もいました。

 

大手メーカーらしく大学院卒も多数。

文系出身者は語学力が高い人も。

大手企業の特徴のひとつである

一般職(事務員)もいました。

  

しかし3年目までに大学卒・大学院卒の同期が

私も含めて約10%退職していきました。

   

転職理由は

入社前と後の大きなギャップ。

給与面・労働環境・仕事内容・結婚・人間関係など。  

 

教育制度

教育制度

研修はものすごく充実。

入社後は外部講師を招いてのビジネスマナーや座学。

各事業所の見学。

合同研修と言う名目で

子会社の新入社員の人も一緒に行いました。

  

設備メーカーと言うことで

ものづくりの会社です。

現場研修はもちろんのこと

理系は製図の研修をみっちりと行いました。

驚いたのは理系でも営業研修があったことです。

  

配属後は、基本的にOJT

自分の部署の先輩に教わります。

 

この研修体制についてはさすがといったところ。

しっかりと工数をかけた育成計画でした。

  

給料/労働組合

労働組合

労働組合と保険組合はともに有。

昇格は昔ながらの年功序列感が強め。

昇給は毎年5000~6000円程度。

賞与は年間4.0~5.0ヶ月程度。

 

毎年大きな給与アップは見込めませんが

賞与に関しては業績好調時でも

労働組合から爆発的な要求をしない分

業績悪化時も4.0ヶ月程度は支給を約束するといった形態。

  

新卒学部卒で1年目の冬が額面で50万円。

やはり「安定」しているといったところ。

 

しかし実力で大きく給与を上げる

いわゆる飛び級のようなものはなく

夢はないです。

  

部署によりますが残業が多く私も最高で約70h/月

多い人で100hオーバー/月なんて人がいました。

ちなみに全部残業代としてつくので

残業がい多い月は月収がボーナスみたいと言っていた人も(笑)

 

休日出勤もやり放題です。

勤怠(残業申請)が手書きだったのですが(残業は15分単位)

今思えば残業を手書きで管理していたことが

にわかに信じがたいです。

    

会社として、もう少し

ワークライフバランスを考えてくれと思いました。

労働災害レベルの勤務体系が許可されてしまう無法地帯でした。

  

建屋/勤務地

勤務地

事業所がいくつかあり

歴史があるので綺麗とは言えないですが

工場自体は広いです。 

食堂もあります。

 

配属に関しては

第3希望まで希望部署は出せるものの

勤務地は基本的に選べません。

 

また

少人数のベンチャー企業とは違い

社長本人と会うなんて滅多にないと思っていましたが

唐突に工場で見かけたりするので驚きました。

 

会社の取り組み/社会評価

社会評価

毎月社内報が回ってくるので

社員紹介のページなどが少し楽しみでした。

ホームページはトップ画面や製品画面だけでなく

採用ページまでしっかりと作り込まれていました。

 

また

某大手カーメーカーの真似事をすごくやりたがるが

特別な講師がいるわけでもなく中途半端です。

 

地元では知名度が高く優良企業と位置付けられおり

東証プライムに上場していることから

四季報の総合版(大企業の記載が多い方)に記載されていました。

 

 

会社の人員/仕組み

会社の人員

社員数が多いので

同じ事業所でも名前の知らない人は多数います。

 

会社の仕組みとしては

思った以上にペーパーレスが進んでおらず

他部署への書面の持ち回りなどに

工数がかかり非常に効率が悪かったです。

 

仕事内容に関しては

基本的に部署ごとに細分化されていました。

 

「すごい・すごくない」

すごい

勤務経験をもとに

ここまで各項目ごとにざっくり解説しましたが

すごい点・すごくない点

それぞれあったかと思います。

 

東証プライム上場企業という言葉に身構えつつも

いざ入社してみると「こんなもん?」

と感じる人。

私以外にも大勢いらっしゃると思います。

もしかしたらあなたも…?(笑)

 

しかし

東証プライム上場企業の安定性が高いのは確かですし

全部で2000社程度しかないので

総合的に見ると

 

東証プライム上場企業への就職は

世間体でみたら間違いなく「すごい」です。

 

それでも

嫌な部分は当然ありますし

さらにすごい企業へ行きたい

という人は転職します。

会社ごとに「すごくない」部分も多いので。 

東証プライム上場企業への就職

東証プライム上場企業への就職

数少ない東証プライム上場企業への就職を目指すことは

大変良いことです。

 

決して簡単に入社できるものではなく

待遇面も充実している可能性は高いので

繰り返しになりますが

総合的に見ると

 

東証プライム上場企業への就職は

世間体で「すごい」という位置づけにはなります。

 

しかし

それが誰から見ても「すごい」となるかというと

そうではないです。

東証プライム上場って何?なんて人も多数いるからです。

「すごさ」が分かる人には分かるのですが…

  

なので

すべての東証プライム上場企業が採用活動で募集をする際

「東証プライム上場企業!!」と全面的に宣伝している企業は少ないです。

 

「~〇〇で世界トップシェア!」など

他の内容を宣伝した方がアピールになるという判断でしょう。

特に新卒だと「上場?なんのこと?」

なんて人ばかり…

  

「東証プライム上場企業=すごい」ということがもっと認知されているのであれば

どこの会社も全面的に宣伝するはずですので。

 

しかしそれでも

「東証プライム上場企業」への憧れを抱く人は多いです。

※私も新卒の就活時に企業研究はそこそこやっていたので

 東証プライム上場企業に入りたい!と憧れていました。

 

そんな私と同じ気持ちの人に気をつけてほしいのが

過度な期待は入社後のギャップが大きくなり転職理由になることがあるということ。

   

実際に経験したからこそ言えるのは

「東証プライム上場企業だからといって過度な期待はしない」

ことです。

 

中小企業でも待遇が東証一部上場企業よりも待遇の良い会社はありますので。

 

  

 

私は現在、大手子会社にて勤務していますが

新卒で入社した東証プライム上場企業よりも

待遇面が良くなっています。

 

ご参考までに。

下記の記事で具体的な給与面も紹介しています。

興味のある人はぜひ。

 

     

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まとめです。

 

・東証プライム上場企業への就職=「すごい」が
 理解できる人/できない人がいる

・安定感のあり東証プライム上場企業への
 就職を目指すのは◎

・待遇面や各種制度などに東証プライム上場企業
 という理由で過度な期待をして入社するのは✕

 

就職に関して目標が何もないという人は

東証プライム上場企業への就職を目標にするのも良いかもしれません。

 

数少ない東証プライム上場企業に入社することは

「すごい」「すごくない」でいえば

当然「すごい」ですが

 

それを「理解できる人」と「理解できない人」がいることが

東証プライム上場企業がすごい?すごくない?という

議論が生まれる理由かと私は思います。

 

今回はこのへんにしておきましょう。

 

あなたが理想のキャリアプランを描けることを願っています。

 

それではこのへんで。

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