大手子会社への就職はおすすめ?入社難易度は易しい?2社経験者が解説

大手子会社の給与・手当や福利厚生などの待遇面ってどうなの?
入社難易度って大企業に比べたら易しい?

そんな疑問に

大手子会社2社での勤務経験を持ち

且つ、現役の大手子会社社員である私が答えます。

  

本記事の内容
  • 大手子会社の入社難易度
  • 大手子会社の具体的な待遇面
  • 大手子会社での勤務がおすすめな理由

 

就職・転職活動をしていく中で

大手子会社の入社難易度や

実際に勤務している人からのおすすめ度って

気になりますよね。

 

働くなら絶対親会社がいい!

そんな考えをお持ちの方いらっしゃると思いますがそんなことないですよ。

  

ネット検索では

「大手子会社はやめとけ」なんて記事をよく見かけますが

私の経験上

全くそうは思いません。

むしろ中小企業や東証プライム上場企業よりも

はるかに待遇が良い場合も多いです。

  

私はすでに3社で職務経歴があり

親会社(東証プライム上場)→大手子会社→大手子会社

と転職をしているので

 

親会社と大手子会社。

両方の勤務を経験したうえで解説させてもらいます。

  

結論から言うと 

大手子会社への就職・転職はおすすめ

入社難易度は比較対象にもよるが「易しい」とは言えない

  

では

なぜそう言えるのか

ここからは

転職で大手子会社2社で勤務経験があり

且つ、現役の大手子会社社員でもある私の

「生の声」をお伝えしていきます。

 

勤務していた大手子会社2社のスペックや
給与/福利厚生などを包み隠さず解説していくので
就職・転職活動をされている人にとって
大変興味深い内容になっていると思います。

※経験を踏まえた個人的見解が含まれる事をご了承ください

   

それでは、さっそくみていきましょう。

  

Contents

大手子会社への就職はおすすめ?入社難易度は易しい?2社経験者が解説

大手子会社への就職はおすすめ

大手子会社の入社難易度をみていきましょう。

親会社の知名度があるので”人気企業”と分類される大手子会社も多いです。

 

大手子会社社員の学歴に関して

私の経験上

周りは有名大学の出身者が多く理系だと院卒も多数いましたので

大手子会社は簡単に入社できるレベルではありません。

 

採用地域や業界にもよりますが

当然応募者数の差で

大企業と比較すると入社難易度はやや易しいです。

しかし

中小企業と比較するのであれば

圧倒的に難易度は高くなると思われます。 

給料比較(東証プライム上場/大手子会社)

給料比較

私がこれまでキャリアを積んできた3社の給与を比較していきます。

大手子会社は非上場ですが年収が四季報に記載されていたので記載します。

平均年齢は3社とも40歳程度です。

 

リアルな給与紹介の前に簡単にキャリアを紹介すると

偏差値50ちょっとの平凡な私立大学の機械工学科を卒業。

新卒で東証プライム上場の大手機械設備メーカーへ就職。

 

生産管理として2年キャリアを積み

大手自動車部品メーカーの子会社へ転職。

3年間、生産技術としてキャリアを積んだ後

再び別の大手自動車部品メーカーの子会社へ転職。

今に至ります。

    

それでは、みていきましょう。

 

★ 1社目(2年間勤務)
・機械・設備関連メーカー 
・生産管理部
・東証プライム上場
・親会社(数社、子会社あり)
・従業員数 約1500人
・業界世界首位

平均年収600万円程度


退職時 (24歳)
基本給  210000円程度 

賞与  4.0~4.5ヶ月程度
昇給 年1回 5000~6000円程

おそらく新卒で入社したこの会社が将来的に1番給与水準が低かったです。

おそらく40歳で600万円程度かと。
 

 

★ 2社目(3年間勤務)
・自動車部品関連
・生産技術部
・非上場
・大手子会社
・従業員 約1000人

平均年収700万円程度

退職時 (27歳)
基本給 240000円程度
賞与 5.0ヶ月~5.5ヶ月程度
昇給 年1回 7000~10000円程度

※第二新卒扱いで基本給は2年遅れています

順当に昇格していれば27歳で基本給27万程度だったかと。

親会社と労働組合が同じで賃金テーブルが共通の運用。賞与月数も同じでしたので子会社でしたが親会社と同じ待遇でした。 

30歳前半で650万円程度。
40歳で800万円~1000万円程度でしょうか。

 

★ 3社目(在職中)
・自動車部品関連
・生産技術部
・非上場
・大手子会社
・従業員 約7000人
・業界世界首位級

平均年収 700万円程度

在職中(28歳) 
基本給 270000円程度
 
賞与 4.5~5.0ヶ月程度
昇給 年1回 10000円程度


賃金テーブルは親会社と異なりますが毎年10000円程度の昇給が見込めるので個人に大きな不満は感じていません。


30歳前半で600万円程度。
管理職(40歳程度)で800~1000万円程度でしょうか。

 

ちなみに

全社労働組合ありです。

この経験から出世などによる個人差はあるものの

大手子会社であれば従業員1000人以上の東証プライム上場企業相手でも待遇面で劣らないことが分かります。

大手子会社の福利厚生/諸手当

大手子会社の福利厚生と諸手当

福利厚生/諸手当をみていきましょう。

産前産後休暇、育児・介護休暇、確定拠出年金、社員持株会、育児短時間勤務制度、独身寮/借上げ社宅

このあたりは経験した3社ともありました。

住宅関係の手当ては30歳まで手厚い会社が多いですね。

 

差が出たのは

カフェテリアプランの有無です。

このカフェテリアプラン。

みなさんご存知ですか?

給与とは別に自分の趣味などに決められた金額だけ会社が負担してくれる制度です。

経験上だと

東証プライム上場企業にはなく大手子会社の2社にはありました。(年間30000~60000円)

※大手子会社を贔屓しているわけではなく事実です…

優良企業には備わっている福利厚生といった印象ですね。

 

時間外勤務手当や交通費は当然出るものとして

会社ごとで差が出やすい家族手当についてみていきましょう。 

1社目(東証プライム上場企業)
配偶者 手当なし
子供  12000円程度

2社目(大手子会社)
配偶者 手当なし
子供  20000円程度

3社目(大手子会社)
配偶者 手当なし
子供  25000円程度


※子供手当の金額は1人目に支給される金額

 

最近では配偶者の手当てを廃止して子供手当を厚く支給する会社が増えていますね。

他にも

現職のみ1食200円程度ですが毎日貰える食事手当があったり 

自動車保険の団体割引きもありました。

これは3社ともあったので

ある程度従業員のいる会社には基本的にあるのかもしれません。

 

また

時間外勤務手当について

一般的な割増率は1.25です。

1社目の東証プライム上場企業もそうでした。

しかし

2社目/3社目は

会社✕労働組合の話し合いで割増率が1.30で計算されていました。

こういった細かい部分でも給与に差が生まれます。 

待遇/大企業<大手子会社

待遇

そろそろ私が大手子会社をおすすめする具体的な理由が分かってきたのではないでしょうか。

待遇面が大企業<大手子会社となることは大いにあります。

 

中小企業や中途半端な大企業へ就職するくらいなら

優良な大手子会社を探すべきです。

会社のネームバリュー(知名度)や規模が

待遇に直結するわけではないということはしっかりと認識しておいてください。

有名企業=必ず高待遇ではないことに注意してください。

  

そのため

企業研究は熱心に行ってくださいね。

親会社/子会社の関係について

親会社と子会社の関係

会社方針や安全などに関するルールや発生した災害情報などはグループで共有されます。

ちなみに

気にしている人が多そうな親会社✕子会社の確執のようなものは私の経験上全く感じていません。

なんなら私が新卒で入社した親会社時代

研修が子会社の社員と一緒に行われましたが

上から目線なんてとんでもないですし

飲み会も一緒にしていて仲良しでしたよ(笑)

プライドが高すぎる人は気になるしれませんが…

会社選びの軸

会社選びの軸

就職・転職の際はこれだけは譲れないという条件を明確にしてから行うべきですが注意点もあります。

この会社選びの軸を間違えると後々後悔します。

私は大学生の時

なぜか東証プライム上場企業への就職にものすごいこだわりを持っていました。

今になってはなぜあんなに執着したのか謎です(笑)

後悔しているわけではないですがもっと広い視野で多くの企業を見れていたら。なんて思うことはあります。

そんな経験があるので待遇/休日/労働時間/など

会社選びの軸は慎重に選んでください。

あなたの会社選びの軸が「給与・待遇」なら大手子会社も選択肢のひとつに入れるべきだと思います。

大手子会社の出世について

大手子会社の出世

仕事のできる優秀な人がどんどん昇格していくというのはある程度想像できると思いますが

子会社ではこの「出世」に対しては少し不利な部分があるかもしれません。

理由は管理職という席数が決められているポジション親会社からの出向者による埋められる可能性があるからです。

経験からお話しすると私が在籍していた子会社にも親会社からの出向者で管理職の方。たしかにいました。

なので出世しにくいは言いすぎですが管理職のポストの数は親会社よりも少なくなるのは事実です。

しかし

GM(グループマネージャー)や取締役に生え抜きの人は普通にいましたので実力さえあれば順当に出世できます。

管理職全員が親会社出身なんてことはないのでそこまで気にする問題ではないかと思います。

大手子会社の嫌なところ

大手子会社の嫌なところ

すぐ近くに自分より給与の高い親会社の社員がいて仕事内容がほぼ同等。しかし自分のが給料は低い。

という状況が起こりえます。

要は親会社のオフィス内に子会社があり共同で仕事を進めるタイプです。

基本的には子会社は親会社より若干給料が低いことが多いです。例外もありますが平均的には親会社の8割程度でしょうか。

それでも世間全体でみると平均以上で十分だと感じる人もいれば「それは許せない」という人もいます。

 

この親会社との年収の格差について不満を感じる理由は

ほぼ同様の仕事をしているのに給与水準に差があるという点に納得がいかないのでしょう。

たしかにこれは不満を感じざるをえませんよね。

親会社のが仕事が大変!とかなら納得できますが…

よくある転職理由にもなりえます。

他には

平社員には大きく関係しないですが

投資の予算額など親会社の経営方針に従わないといけないなどがあります。

大手子会社のココがいい

大手子会社のココがいい

当然いいところもたくさんあります。

経営が安定しているので給与も安定しますし

労働組合があるとさらに安定度合いは増します。


※大手子会社であれば大半の会社に労働組合はあるでしょう

福利厚生も基本的には親会社に準ずるので十分揃っていると思います。

そこそこの高待遇のわりには隠れ優良企業が多いため倍率が低く

大企業と比較すると入社難易度が易しめなところも良いですね。

また親会社のブランド力でローンも通りやすくなります。

 

入社難易度の割には高待遇と感じる。という意見もあり

大手A社より大手B社の子会社のほうが高待遇なんてこともしばしば。

いかにその会社を見つけれるか。

大手子会社は隠れた宝物企業(優良企業)が多いのです。

 

就職・転職活動中の人で

「子会社なんて眼中にない。」

「転職して年収を上げたいから子会社は選択肢にない。」

なんて考え方をしているなら今すぐ四季報で企業研究してください。大手子会社のすごさがよく分かりますよ。

 

   

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は

「大手子会社への就職はおすすめ?入社難易度は易しい?」について

解説しました。

 

まとめです。

・大手子会社の入社難易度は
 易しいとは言えないのでしっかりと準備が必要

・大手子会社の待遇は世間体でみると
 高水準の可能性が高く大企業を超えることもある

・待遇面や経営の安定性など総合的にみて
 大手子会社への就職はおすすめ

 

大手子会社の全部ではないですが親会社と同水準の待遇の会社もありますし

私は世間から「大手子会社」と呼ばれる会社に今も勤務していますが入社して良かったと思っています。

親会社→子会社→子会社とキャリア積んだからこそ分かったこと/感じたことを「生の声」としてお伝えさせていただきました。

 

本記事を読んで

「もっと大手子会社のことが知りたい」と感じた人は

下記の記事もチェックしてみてださい。

 

 

 

みなさんが

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

 

それでは、このへんで。

 

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