物理学科は就職先がないって本当?具体的な就職先や仕事内容を徹底解説

物理学科の就活
物理学科の就活生

物理学科は就職先がないって本当?
具体的な就職先や仕事内容についても知りたい


一体誰に聞けば…

そんな悩みに答えます。

本記事の内容
  • 物理学科は就職先がないと言われる理由
  • 物理学科の具体的な就職先
  • 物理学科の具体的な仕事内容
  • 物理学科の就職対策

 

就活が始まると

自分が在籍する学科の詳しい進路について知りたい!

という人が増えます。

本記事にたどり着いた、あなたもそのひとりです。

私も当時は不安で、ネットを使って情報収集しまくっていたのでその気持ちは痛いほどよく分かります…。

 

さて、あなたは物理学科の学生という立場で就活を迎えているわけですが…

 

学科を選ぶ人

物理が好きだから物理学科にしよう

 

学科を選ぶ人

特に興味のある学科がないな…
物理の成績が良いから物理学科にしよう

 

物理学科を選択したあの日から時は経ち、気づけば就活…。

時の流れをはやく感じつつ、就活に対する不安を何かしら抱えていると思います。 

 

そこで今回は

物理学科の就活生へ向けて具体的な就職先や仕事内容について詳しく解説していきます。

 

本記事を最後まで読むと

物理学科の主な進路(業界や職種)が明確になるので

就活の効率が良くなるだけでなく

 

他学科の友人

物理学科の人って将来どんな仕事するんだっけ?

  

といった質問にも自信を持って答えられるようになります。

また

物理学科の就活生が就活成功率を上げる為に

必ずやるべき就職対策も解説するので

 

物理学科の就活生は必見です

 

それでは、さっそくみていきましょう。

Contents

物理学科は就職先がないと言われる理由/具体的な就職先や仕事内容

物理学科の就職先

先に結論から言うと

 

物理学科の就活生

物理学科は就職先がないと言われる理由は?

理由は下記です。

  • 物理学の専門知識を利用する企業のイメージがない

たしかに、物理学が必要な企業のイメージが湧きませんね。

 

物理学科の就活生

物理学科の主な就職先は?

物理学科の主な就職先は下記です。

  • メーカー
  • 情報通信(IT関連)
  • 教育
  • 金融
  • コンサルティング
  • 公務員

金融業界があるのが特徴的ですね。

 

物理学科の就活生

物理学科の主な仕事内容は?

物理学科の主な仕事内容は下記です。

  • 研究・開発
  • 生産技術
  • 品質保証/管理
  • エンジニア
  • 教師・塾講師
  • アクチュアリー
  • クオンツ
  • コンサル

 

物理学科の就活生

アクチュアリー?クオンツ?何かの専門職かな?

 

聞き馴染のない職種もあると思いますので

それぞれ詳しく解説していきます。

物理学科の就職先がないと言われる理由

物理学科の就職先がない

物理学科の就職先がないと言われる理由として

  • 物理学の専門知識を利用する企業のイメージがない

が挙げられますが本当にそうでしょうか?

 

物理学科で学べる知識を確認してみましょう。

  • 数学
  • 物理
  • 化学
  • 生物学
  • 力学
  • 地球科学
  • 電磁気学
  • 専門電磁気学
  • 量子力学
  • 熱物理学
  • 特殊相対性理論
  • 物理数学
  • 計算物理学
  • 実験物理学
  • 生物物理学
  • 生物物理学実験
  • 科学英語
  • 物理学実験
  • 解析力学
  • 量子力学序論
  • 流体力学
  • 連続体力学
  • 統計力学
  • 動物生理学
  • 生物物理学概論
  • 素粒子物理学
  • 素粒子物理学概論
  • 原子核物理学
  • 原子核物理学概論
  • 物性物理学
  • 物性物理学概論
  • 宇宙物理学
  • 宇宙物理学概論
  • プラズマ物理学
  • プラズマ物理学概論
  • 分子進化学
  • 気象学

中学校と高校の免許(理科)の取得が可能です。

 

物理学科の就活生

物理学科では宇宙関係の知識を学べるのが特徴的だと思う!

   

たしかに、こうしてカリキュラムを並べてみると

仕事で生かせそうな内容が少なく感じるかもしれません。

パッと思いつくのは教員や塾講師、研究職くらいでしょうか。

しかし

実際にはそんなことはありません。

 

主な就職先や仕事内容をみていきましょう。

物理学科の具体的な就職先

物理学科の就職先

物理学科の主な就職先は下記です。

 

  • メーカー
  • 情報通信(IT関連)
  • 教育
  • 金融
  • コンサルティング
  • 公務員

それぞれみていきましょう。

  • メーカー

自動車/電機/半導体/医療機器/など幅広い分野で活躍できます。

物理学の知識を必要とする業界はあなたが思っているより多く、物理学出身でメーカーで活躍する人は多数います。

 

  • 情報通信(IT関連)

情報通信系(IT)はAIやIotなど今後の成長が大いに期待されています。

理系学生はPCの基礎知識は習得している場合がほとんどですので物理学科からも就職実績があります。

 

  • 教育

教員もしくは塾講師です。

物理学を生かせる仕事を考えた時、真っ先に浮かんでくるのがこの教育業界だと思います。

先生は部活の対応とかが嫌だな…でも教えることが好き!という人には

予備校や塾が選択肢になるでしょう。

  

  • 金融

まさかの金融です。銀行/信用金庫/証券/保険/など。

物理学科から金融業界への就職を想像できる人は

ほぼいないと思います。

この業界へは専門職として就職を目指すことが考えられますので後ほど詳しく説明します。(アクチュアリーとクオンツです)

 

  • コンサルティング

お客さんの課題解決のお手伝いをするコンサルティング業界ですが

外資系の企業が多いので、目指すのであれば高い英語力が必要です。

  

  • 公務員

教員も公務員になりますが、国の機関や地方の市役所の職員として勤務する人もいます。

物理学科が関連する日本の行政機関には気象庁があります。

 

物理学科の就活生

候補に金融業界があるのが予想外すぎてびっくり…

物理学科の具体的な仕事内容

物理学科の具体的な仕事内容

物理学科の主な仕事内容は下記です。

  • 研究・開発
  • 生産技術
  • 品質保証/管理
  • エンジニア
  • 教師・塾講師
  • アクチュアリー
  • クオンツ
  • コンサル

それぞれみていきましょう。

 

  • 研究・開発

データ分析やシミュレーションなどを利用した研究が主で

例を挙げると

自動車に関する次世代CASEの研究/将来のロボット設計の基礎となる数理科学の研究/などです。

 

  • 生産技術

新製品の立上げ(生産準備)や工程改善などが主な業務になります。

生産技術は残業や休日出勤が多く、大変なイメージを抱いている人が多いですが

やりがいがありますし、良い点も多いですよ。

生産技術の仕事内容の詳細については

現役の生産技術員である私が、下記で詳しく解説しています。

 

  • 品質保証/管理

製品の品質に関わる業務、出荷可否の判断などを行います。

理系が配属される主な職種のひとつですので

物理学科からも配属となる可能性は十分考えられます。

 

  • エンジニア

需要の高いITエンジニアだけでなく

SEと呼ばれる社内エンジニアになる人もいます。

大企業であれば部署として情報部のようなところがありますし、情報系部門(SE部門)を独立させて分社化している企業もあります。

 

  • 教師・塾講師

教えることが好きな人にはおすすめです。

教育といえば教師が一番に浮かびますが塾講師も立派な教育業で、生徒が希望通りの高校に合格することにやりがいを感じます。

 

  • アクチュアリー

アクチュアリ―は数理業務に特化した

金融業界で保険料率/保険金額の算出や収支評価/商品開発をする専門職です。

資格があり業務を行いながら取得を目指すことになります。

特化した専門分野の為、求人は少ないですが

企業の需要に対してアクチュアリ―の人数が少ない為、転職でキャリアアップを考えた時には有利になる職種です。

 

  • クオンツ

クオンツの主な業務は市場の分析/予測で、金融工学を用いて数学的/論理的な分析を行います。

金融派生商品の価格決め/資産運用/証券会社のリサーチ/リスク管理などの仕事があり

中にはエンジニアに近い業務をこなすクオンツもいます。

クオンツの業務は、外注で行っている企業場合が多い為、求人が少ないというのがデメリットです。

専門職のような仕事内容ですがクオンツ資格はありません。

 

  • コンサル

コンサルティング業界の主な業務はお客さんの課題解決のお手伝いになります。

お客さんの業界について深く勉強することが必要です。

 

物理学科の就活生

アクチュアリーとクオンツが気になる!

物理学者/宇宙

物理学者

物理に関連する学科を調べると

物理・宇宙学科/宇宙地球・物理学科など

「宇宙」と親密な関係があることが分かるので

宇宙物理学者/宇宙開発技術者/人工衛星開発技術者など宇宙関係への進路も考えられます。

 

こうした仕事は大学の教授や研究員のような立場になる可能性が高く

世間からは物理学者などと呼ばれるでしょう。

物理学者の主な業務は宇宙の法則性や起源に迫る研究で

一説では95%以上未解明と言われている宇宙の解明も使命になります。

誰もが知っている有名なアインシュタインも物理学者のひとりです。

 

物理学科の就活生

アインシュタイン…すごい名前が出た…

気象予報士

物理学科から気象予報士

物理学科関連の難易度が高い進路として「気象予報士」があります。

資格試験は合格率5%前後の超難関で、試験では物理学の問題も出題されます。

受験資格は特にないものの気象学を学んで興味を持ち、資格取得を目指す人がいると思います。

 

仕事内容は想像通り、天気の予報です。

興味のある人はぜひ調べてみてください。

 

物理学科の就活生

気象学を学んで気象予報士に少し興味を持ったけど資格の取得が想像以上に難しい…

物理学科の就職対策

物理学科の就職対策

就職対策と聞くと

SPIの勉強や面接の練習など時間のかかることがいくつか浮かぶと思います。

しかし

 

物理学科の就活生

もう悠長にしている時間なんてない…

   

という人が多いと思うので

今回は時間をかけずにできる就職対策を紹介します。

 

就職対策は下記です。

  • 推薦応募の利用
  • 特化した就活サービスの利用

それぞれみていきましょう。 

推薦応募の利用

推薦応募が利用できるのは理系の特権です。

物理学科には研究職での推薦が何社かあると思いますのでキャリアセンター(就活窓口)で確認しましょう。

大学ごとに推薦のある企業や人数は決められているので学内で権利を争うことになりますが、推薦が取れれば合格率はグッと高まります。

推薦を利用してすんなり就活が上手くいく。という人も割といます。

 

特化した就活サービスの利用(学科)

就活サービスアカリク
https://acaric.jp/

就活の開始前に、大学のキャリアセンターが主催する就活の準備イベントで

 

キャリアセンターの人

みなさん、この就活サイトへの登録をお願いします

  

と言われたサイトだけを使って、就活を進めるのはおすすめしません。

プラスαの工夫が必要です。

 

たしかに

大学のキャリアセンター(就活窓口)が学生に進める就職サイトは

万能な大手就活サービスなので、使い勝手は良いですが  

 

就活を有利に、効率よく進める為には

キャリアセンターでは紹介してもらえない、自分に合った特化型の就活サービスへの登録が必要になります。

物理学科の就活生の場合、利用するべき就活サービスは

 

理系に特化した就活サービス「アカリク」です。

  

ここでは、物理学科の就活生を求めている多数の企業と出会える場が設けられています。

  

「アカリク」は数ある就活サービスの中で、大学院生から最も選ばれている就活サービスです。

企業からのスカウトサービス機能があるので、自分から探さなくても興味のある企業に出会えるチャンスがあります。

専門知識に長けている院生の登録者が多いので学部卒だと少し不利になってしまうデメリットがあるものの  

就活の成功率を少しでも高くしたいのであれば迷わず登録するべきサービス(もちろん無料)です。

 

就活サービスやエージェントの登録は何個までという上限はありませんので

すでに登録している他の就活サービスとの併用で効果絶大

  

  • アカリクの登録の流れ

アカリク公式サイトから「まずは会員登録」を押して

メールアドレスを入力後

届いたメールに記載のあるURLにアクセスし

下記を入力します。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住んでいる都道府県
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 研究内容
  • 最終学歴
  • 希望業種・職種 

 

物理学科の就活生

3分ほどで登録完了します

 

就活サービスの利用(スポーツ)

物理学科のスポーツ経験者

自分がアピールできることと言えばスポーツ経験くらいしか…

  

というようにスポーツ経験がある人は、さらに就活の成功率を上げることが可能です。 

ん?何でいきなりスポーツの話?と思うかもしれませんが

スポーツ経験が就活に生かせるということを知ってほしかったからです。

 

就活でスポーツ経験を最大限に生かして

就活の成功率を上げる方法については

下記で詳しく解説しています。スポーツ経験の就活生は必見です。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。

今回は

「就職先がないって本当?物理学科の具体的な就職先や仕事内容を徹底解説」

といったテーマで解説しました。

まとめです。

 

・物理学科の就職先がないと言われる理由は
 物理学の専門知識を利用する企業のイメージがない

・物理学科の主な就職先は
 メーカー/情報通信(IT関連)/教育/金融/
 コンサルティング/公務員

・物理学科の主な仕事内容は研究・開発/生産技術/
 品質保証/管理/エンジニア/教師・塾講師/
 アクチュアリー/クオンツ/コンサル

・物理学科が就活を有利に進めるには
 推薦か特化した就活サービス(アカリク)を利用する

  

就活の成功率を上げるためにできることはやりましょう。

特に今回紹介した就活サービスは無料なだけでなく数分で登録できます。

ここで登録する/しないで人生が変わることもありますよ。

 

就活後に

あの時…物理学科を選んで良かった!と思えるように就活頑張ってください。

 

あなたが就活を成功させ

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

 

それでは、このへんで。

 

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