生産技術者の転職が有利な理由。異業種へもなぜ転職しやすいのか解説

生産技術の転職

 

生産技術者として働いているけど
転職したい…
転職市場での「生産技術者」の価値ってどれくらいだろう…?

転職して
職種変更…異業種…
あわよくば大企業なんて夢も見てるけど
やっぱり難しいのかな?

気になるけど一体誰に聞けば…

そんな悩みに

実際に生産技術者として転職経験のある私が答えます。 

本記事の内容
  • 生産技術者が転職市場で有利な理由
  • 生産技術から異業種への転職
  • 生産技術から職種変更
  • 生産技術として大企業への転職

 

現役生産技術員の人は

転職市場で「生産技術」の価値が

どのくらいなのかって気になりますよね。

 

今回は

生産技術員の転職事情について詳しく知れるように

 

私が実際に生産技術員として転職活動をしていた時の

経験を踏まえて解説していきます。

※経験を踏まえた個人的見解が含まれる事をご了承ください

 

それでは、さっそくみていきましょう。

Contents

生産技術者の転職が有利な理由。異業種へもなぜ転職しやすいのか解説

生産技術者の転職が有利

いきなりですが

転職市場において生産技術は有利であり転職しやすいです。

そう言える理由には

生産技術の

需要の高さと幅広いスキルが関係しています。

 

異業種への転職についても

生産技術→生産技術であれば有利な立場で転職活動を行うことができます。

 

これらの理由について

詳しく解説していきます。

生産技術は転職市場で需要が高い

転職市場で需要が高い

生産技術者が転職で有利/転職しやすい

と言われる理由のひとつめ

転職市場で生産技術は需要が高い

「生産技術職」を採用したい企業は多いので

求人が多数あります。

需要が高い要因をみていきましょう。

 

欠員補充(離職率が高い)

生産技術は業務量が多く

残業や休日出勤が多くなりがちです。

そのため

生産技術という職種から離れたいと思う人も多く

離職した欠員を埋めるための人員補充です。

 

生産数増加による人員強化

急な増産対応などによる人手不足解消のための採用です。

どの企業も生産数の計画は立てているものの

予期せぬ需要の増加は起こります。

その際は

即戦力としての活躍が期待できる中途採用で

人員を補充しようという考えに至る企業も多いです。

 

時期によっては次の新卒が配属されるまでの

期間が空くからという理由もあります。

 

大量生産の製造業には必ず存在する部署

機械設備メーカーのような一品生産でなく

ライン作業で大量生産を行っている企業には

必ず生産技術部が存在します。

製造業=生産技術と言っても過言ではないほど

メジャーな職種なので

分母も多いです。

  

優秀な人材を置きたい部署

生産技術部は生産の工程を作り込むだけでなく

工程改善などで利益を生む非常に重要な部署です。

また

生産性の向上は企業の永遠の課題であり

それを検討する生産技術には

優秀な人材の配置が理想形と言えます。

生産技術のスキルは汎用性が高い

生産技術のスキル

生産技術者が転職で有利/転職しやすい

と言われる理由のふたつめ

生産技術のスキルは汎用性が高い

もちろん生産技術から生産技術への転職は

紛れもなく有利ですし

生産技術の業務で必要な能力

(業務の中で習得可能なスキル)には

  

  • 図面に関する知識(CAD操作)
  • 設備に関する知識
  • 品質に関する知識
  • コミュニケーション能力
  • 語学力

などが挙げられます。

 

これらを踏まえて

さまざまな条件下での転職について、みていきましょう。

生産技術から生産技術へ(同業種)

同業種の生産技術

王道も王道。

同業種の生産技術→生産技術は超有利な転職ルートです。

これが超有利と言われる理由には

先ほども少し解説した離職が関係しています。

 

生産技術員で転職を希望される人には

  • 生産技術から職種変更したい
  • せめて業種は変えたい

といった考えの人が多いので

 

生産技術→生産技術への転職

というだけで大きなアドバンテージになるにも関わらず

同業種ともなると内定率は非常に高いものになることが

予想できます。

  

しかし注意点もあります。

生産技術は大きく分けると

工法開発/生産準備/工程改善の3つに分けられるので

募集要項の仕事内容が

自分の業務と類似しているか確認が必要です。

  

会社によって業務内容が若干異なるので

生産技術の工法開発って何のこと?だったり

 

生産技術の分類の中で今の自分の業務が

3つ(工法開発/生産準備/工程改善)のうち

どれに当てはまっているか分からなければ

下記で確認できます。

 

生産技術から生産技術へ(異業種)

異業種の生産技術

異業種でも生産技術→生産技術であれば非常に有利な立場で転職活動を進められます。

生産技術は扱う製品が変わっても

業務の大まかな流れは変わりません。

これは採用担当の人事も分かっているはずです。

 

製品知識や生産設備

独自の社内ルールなどの習得に

時間がかかることはありますが

生産技術としてのスキルが備わっていれば

 

「即戦力」として期待できるという

判断をされても不思議ではありません。

 

異業種への挑戦は
面接で自分が生産技術としてのスキルを十分修得している旨をアピールしましょう。

自分がこなした案件の実績を例に挙げて
その具体的なプロセスを伝えると業務について
深く理解していると感じてもらえます

生産技術から職種変更

職種変更

生産技術経験者は他の職種経験者よりも職種変更がしやすいです。

これは生産技術経験者の大きなメリットであり

「転職しやすい」というのは「他の職種にも挑戦しやすい」という意味でもあります。

 

先ほど

生産技術の業務で必要な能力

(業務の中で習得可能なスキル)ということで

下記を挙げました。

 

  • 図面に関する知識(CAD操作)
  • 設備に関する知識
  • 品質に関する知識
  • コミュニケーション能力
  • 語学力

ひとつずつ

どんな職種で生かせるのか、みていきましょう。

 

図面に関する知識(CAD操作)

設計職

製品図面はもちろん

設備検討の際には設備の図面も見ていますし

トライ用の治具を実際にCADで設計することもあります。

 

設備に関する知識

保全職

設備検討・導入で設備の仕組みについて理解が深まりますし

設備異常の対応では

実際に現場で作業(時には保全マンと一緒に)するので

経験は十分です。

  

品質の関する知識

品質保証/品質管理

品質に関しては日々

細心の注意を払って

業務に取り組んでいることと思います。

 

工程を作り込むうえで工程能力などの

品質についての知識を蓄えてきていますし

普段から

品質保証/品質管理とは密に関わるので

そこで感じたこともあると思います。

 

コミュニケーション能力

全職種

客先と取引先の商社/メーカーとのやりとりだけでなく

社内でも多くの部署と関わってきたことと思います。

納期調整の話術など

会得しているスキルがあれば尚良しです。

 

語学力

全職種

メーカーである以上は海外に関する業務も多いと思います。

語学力に関しては「生産技術」を経験したからといって

身につくものではないですが

グローバル化が進む近年では

 

昇格試験にTOEICを採用する企業も増えてきており

語学スキルの高い人はもちろんですが

転職市場でも有利になります。

大企業への転職が狙いやすい

大企業へ転職

転職市場を覗いてみると

誰もが知っている会社も多数の求人を出しています。

それも生産技術で(笑)

求人が多いというのも狙いやすい要因ですし

ピンポイントで募集要項と自分が合致することがあります。

 

人気の高い大企業でも 

〇〇業界で生産技術の経験3年以上

のような条件だと満たしている人は限られます。

 

ここで自分に合致した求人を見つけると

内定率はグンと高まります。

 

生産技術は

かなり条件を狭めた経験者を募集することがあるので 

(実際によく募集要項で見ました)

 

同業他社の大企業が狙い目になります。

生産技術の中途採用募集がないか確認してみましょう。

大チャンスかもしれませんよ。

私が転職活動をしていた時の話(余談)

実際に私が生産技術員として

転職活動していたときの話です。

完全に余談になるので、興味のある人だけ…(笑)

  

生産技術職経験/生産技術職希望で

転職活動をしていたのですが

”まさか”と思うような巨大企業の書類審査が通って

面接までたどり着いたことがあります。

業種としては若干異なりましたが

「生産準備」という部分が完全に合致していました。

  

まあ…

結果はお祈りでしたが…(笑)

とても貴重な経験ができました。

 

何を伝えたいかというと

転職活動は新卒では全く手の届かなかった大企業の面接に手が届いたり社会人になってからの自分の成長を実感できる場でもあると感じました。

 

なので経験からアドバイスをひとつ

自分の市場価値が

想像以上に高くなっている可能性があるので

受かる気がしない大企業でも
ダメ元でいいのでエントリーはしよう

エントリーは何社してもOK

思わぬ大企業から内定が貰えるかもしれません。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は

「生産技術者の転職が有利な理由。異業種でもなぜ転職しやすいのか」

について解説しました。

まとめです。

 

・転職市場で生産技術は需要が高く
 スキルの汎用性も高いので有利

・生産技術は異業種への転職も有利に進められる

・生産技術は習得スキルの幅が広いので
 他職種よりも職種変更がしやすい

・同業種の生産技術への転職だと
 大企業への内定率はグンと高くなる

 

まず最初に決めないといけないのが

生産技術を続けるor続けないです。

 

異業種の生産技術の面接を受けてみて

その雰囲気を見てからや

気になることを

質問をしてから決めるのもありだと思います。

 

真剣に転職を考えているのなら

何かしらの転職エージェントは登録すべきだと思いますので

まだの人はぜひ登録してみてください。

 

ネットで「転職エージェント」と検索すれば

たくさん出てきます。

「リクルートエージェント」と「doda」

の2つだけ登録しておけば大丈夫です。

私もそうでしたので(笑)

 

みなさんが

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

 

それでは、このへんで。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

Contents