建築学科の主な就職先や仕事内容を徹底解説(建築以外でも活躍できる)

建築学科の就職
建築学科の就活生

建築学科の
具体的な就職先と仕事内容を知りたい…
建築関係以外にも就職先があるって聞いたけど本当…?

一体誰に聞けば…

そんな悩みに答えます。

本記事の内容
  • 建築学科の具体的な就職先
  • 建築学科の具体的な仕事内容
  • 建築学科の就職対策

 

学科を選択する時

 

学科を選ぶ人

おしゃれな建造物が好きだから建築の勉強がしたい!

 

建築学科の就活生

将来自分の家を自分で設計して建てるのが夢です!

  

といった理由で建築学科に進んで、気づけば就活…

自分がどんな業界・業種を目指すべきなのか分かっていますか?

  

どの学科の人にも言えることですが

就活がはじまると

自分の学科の進路について詳しく調べる人が多くなります。

あなたもその中のひとりです。

 

そんなあなたの為に…

今回は

建築学科の主な就職先や仕事内容について詳しく解説します。

 

本記事を最後まで読むと

建築学科の就職実績がある主な業界・業種が明確になるので

 

建築学科の就活生

建築学科の進路が
建築士以外に何があるのか分からない

 

というような悩みが解消され

効率よく就活を進められるようになります。

 

また

建築学科が就活を有利に進める為の就職対策についても解説するので

 

建築学科の就活生は必見です

 

それでは、さっそくみていきましょう。

Contents

建築学科の主な就職先と仕事内容

建築学科の就職先

それぞれ結論から言います。

 

建築学科の就活生

建築学科の主な就職先は?

建築学科の主な就職先は下記です。

  • メーカー(住宅・設備)
  • 工務店
  • ゼネコン業界
  • インテリア業界
  • 不動産業界
  • 広告業界
  • コンサルティング業界
  • 設計事務所
  • 公務員

広告業界との結びつきが気になりますね…。

 

建築学科の就活生

建築学科の主な主な仕事内容は?

建築学科の主な仕事内容は下記です。

  • 建築士
  • 建築設備士
  • 土木施工管理技士
  • 企画運営
  • 宅地建物取引士(デベロッパー)
  • インテリアコーディネーター
  • 住宅コンサルタント
  • 住宅/不動産/営業

宅地建物取引士、通称:宅建は取得獲得を目指している人を周りでもよく見ますね。

 

それぞれ詳しく解説していきます。

建築学科で学べる知識と取得できる資格

建築学科で取得できる資格

まず先に

建築学科で学べることと、関連する資格について確認しましょう。

  • 数学
  • 物理
  • 化学
  • 化学実験
  • 生物学
  • 生物学実験
  • 理工学概論
  • コンピューターリテラシー
  • 建築計画概論
  • デザイン基礎
  • 建築史概論
  • 建築環境概論
  • 構造力学概論
  • 構造力学
  • 建築構造概論
  • 建築材料概論
  • 地学
  • 地学実験
  • 建築計画
  • 都市計画
  • CADデザイン
  • 基本空間デザイン
  • 西洋建築史
  • 日本建築史
  • 建築環境工学
  • 建築環境物理
  • 建築設備概論
  • 建築各種構造
  • 建築材料
  • 建築材料実験
  • 建築生産概論
  • 建築応用数学
  • インテリアデザイン
  • 住宅計画論
  • 建築法規行政
  • 建築デザイン
  • 近代建築史
  • 建築環境計画
  • 建築環境実験
  • 建築設備工学
  • 建築構造計画
  • 建築構造実験
  • 建築構造デザイン
  • 耐震工学
  • 建築生産
  • 地域計画
  • アジア建築史
  • 都市環境デザイン
  • 建築構造設計
  • 都市防災
  • 建築維持保全

※私の卒業した大学の場合です

 

建築学科の就活生

こうして並べてみると建築って学ぶこと多いな…

 

卒業と同時に取得可能な資格は下記です。

  • 高校の教員免許(理科・工業)
  • 中学の教員免許(理科)
  • 学芸員 

 

在学中に受験可能な主な資格は下記です。

  • 宅地建物取引士
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 商業施設士
  • 応用情報技術者
  • 技術志補

 

卒業後及び卒業後の実務経験で受験資格が得られる資格は下記です。

  • 二級建築士
  • 一級建築士
  • 木造建築士
  • 工学会設備士
  • 消防設備士(甲種)
  • 労働安全(衛星)コンサルタント
  • 建設機械施工技士
  • 土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • コンクリート主任技士
  • コンクリート診断士
  • 建築設備士
  • 商業施設士

 

建築学科の就活生

みんなが宅建(たっけん)って呼んでいる宅地建物取引士や一級建築士は有名な資格だよね
その他の資格は専門性が高そう…

建築学科の主な就職先

建築学科の就職先

建築学科の主な就職先は下記です。

  • メーカー(住宅・設備)
  • 工務店
  • ゼネコン業界
  • インテリア業界
  • 不動産業界
  • 広告業界
  • コンサルティング業界
  • 設計事務所
  • 公務員

それぞれみていきましょう。

 

  • メーカー(住宅・設備)

建築=家というイメージから

建築学科が就職するメーカーで最初に思い浮かぶのはハウス(住宅)メーカーだと思います。

テレビCMをしている知名度の高いメーカーが多いです。

ハウスメーカー以外だと

住宅関連でキッチンなどの設備を取り扱っているメーカーに就職実績があります。

 

  • 工務店

ハウスメーカー同様、家に関わる仕事です。

ハウスメーカーに比べ地域密着型で設計の自由度が高いのが特徴で

お客さんの意見を反映して喜んでもらえる点にやりがいを感じると思います。

 

  • ゼネコン業界

総合建設業者です。マンションなどの建物を建てる企業を指します。

スーパーゼネコン/準大手ゼネコン/中堅ゼネコン/という言葉がありますが

中堅ゼネコンでも世間体で見てかなりの高待遇の業界なので

スーパーゼネコンの待遇は破格です。

就活の軸が”高い給与”の人にはおすすめの業界です。

 

  • インテリア業界

家具や雑貨などの住空間に関連する商品を取り扱う業界で

メーカーはもちろん、小売りや商社も対象です。

家具の販売と聞くと数社浮かびますよね…

  

製品の販売だけでなく空間のデザインなども業務になるので、建築学科で学んだ知識を生かすこともできます。

インテリアに関して興味がある人は毎日の仕事が楽しくなると思うのでおすすめです。

  

  • 不動産業界

不動産業界は市場が大きく高待遇の企業も多いです。

住宅/施設/オフィス/土地などの「開発」「販売」「賃貸」「仲介」「管理」が主な業務になります。

 

少子高齢化による住宅購入層の減少などの問題点もありますが、海外事業や高齢者向け住宅の展開などの的確な対応も行っています。

 

  • 広告業界

お客さんの広告活動を代理で行う業務で

一見、建築とは無縁の業界に思えますが展示会のレイアウト検討などで活躍できます。

普段から目にする機会のあるTVCMなどに携われることから就活生に人気の業界になっています。

 

  • コンサルティング業界

建築学関連のコンサルであれば住宅コンサルタントが挙げられます。

住宅営業とは違って中立的な立場でお客さんにアドバイスをするのが特徴です。

 

  • 設計事務所

建築家が所属する法人のことを指します。

意匠設計/構造設計/設備設計/があり事務所によって得意分野は異なります。

詳しくは後ほど解説します。

 

  • 公務員

建築系の国家公務員を挙げると国土交通省です。

地方公務員でも各地域で募集があり、違反建造物の取り締まりなどを行います。

公務員試験に合格する必要がありますが

安定を求める人にはおすすめです。

建築学科の主な仕事内容

建築学科の仕事内容

建築学科の主な仕事内容は下記です。

  • 建築士
  • 建築設備士
  • 土木施工管理技士
  • 宅地建物取引士(デベロッパー)
  • 企画運営
  • インテリアコーディネーター
  • 住宅コンサルタント
  • 住宅/不動産/営業

それぞれみていきましょう。

 

  • 建築士

建物の設計と図面の作成、工事現場の監督などが主な業務です。

業務経験を積みながら1級建築士を目指すことができます。

建築設計には下記の3つがあります。

  • 意匠設計
  • 構造設計
  • 設備設計

 

  • 意匠設計
    外観や内装を快適さや環境にも配慮した設計
  • 構造設計
    積雪への対策や耐震性などの安全性を考慮した設計
  • 設備設計
    空調設備や衛生設備、電気設備などの設計

 

設計事務所にはそれぞれ得意分野があるので就職先として考えている人は

その事務所の得意分野が自分の興味のある設計なのかどうか確認しましょう。

 

特に意匠設計が得意で

デザイン性や作家性が高い設計事務所はアトリエ系の設計事務所と呼ばれており

実際に「〇〇アトリエ建築設計事務所」のように事務所に「アトリエ」という言葉を入れている事務所もあります。

 

  • 建築設備士

建築士に対して専門的な立場から設計や工事に助言を行うのが主な業務です。

建築物の安全と品質を向上させる重要な業務で

「建築設備士」の資格の取得が必要になります。

 

  • 土木施工管理技士

道路/橋/トンネル/などの土木工事の現場責任者及び

施工計画の作成や作業工程/安全/品質/の管理が主な業務です。

土木管理技士には一級と二級があり

一級の方が大規模な工事の管理が可能です。

 

  • 宅地建物取引士(デベロッパー)

不動産取引の知識に特化しており

お客さんと不動産の契約に関わる業務です。

「宅地建物取引士」は資格の取得が必要で

不動産/建築/金融/などから需要があります。

 

  • 企画運営

展示会などのイベントでレイアウトを検討します。

特に見てほしい製品はブースを入り口付近に設置するなど工夫が必要です。

 

  • インテリアコーディネーター

お客さんの要望を聞いて、内装やインテリアなどの選定を助言します。

既存の製品を用いての空間設計、レイアウト、カラーコーディネートが主な業務です。

 

「インテリアコーディネーター」は資格がなくても業務に就くことはできるもののお客さんからの信頼の面で資格取得は必要かと思います。

受験資格は特になく誰でも挑戦が可能です。

 

インテリアに関する仕事は他にもあり

何もないところに1から空間を作りだす

インテリアデザイナー

個人住宅だけでなくオフィスやホテルなど

幅広くインテリアに関わることができる

インテリアプランナーなどがあります。 

 

  • 住宅コンサルタント

住宅の購入に興味のあるお客さんに対して中立的な立場からアドバイスをするのが主な業務です。

「まったく決まっていない」や「少し話は進んでいる」などお客さんの状況に合わせて

適切なアドバイスをすることが重要です。

 

  • 住宅/不動産/営業

ハウスメーカーや不動産の営業も候補になります。

この業界の営業職最大のメリットは成果主義の企業が多いという点です。

営業トークに自信のある人におすすめです。

建築学科の知識は独立(起業)しやすい

建築学科の独立

一級建築士などの資格を取って実務を積めば

「〇〇設計事務所」という形で独立することが可能です。

  

人それぞれ働き方については考え方があると思いますが

 

建築学科の就活生

起業したい!社長になりたい!

 

という思いがあるのであれば

建築学科を選んで正解だったと思います。

 

はじめから独立を目指しているのであれば、設計事務所に就職して雰囲気を確認しながらスキルをつけるのも選択肢のひとつです。

大企業で経験を積むことも貴重な経験になりますが、そこは自分が最も良いと思う選択をすれば大丈夫ですし

大企業→設計事務所のように転職でいろいろ経験を積むという方法もありますよ。

 

サラリーマンから独立を目指すという面で見ると建築学科の専門知識はかなり優位になります。

建築関連の営業職は高年収が多い

建築関連の営業職は高年収

ハウスメーカーの営業や不動産の営業は成果主義を導入している場合が多く

成果をダイレクトに待遇へ反映させる制度を取っている企業が多いです。

 

某不動産会社では学歴不問で営業マンを募集するなど完全な成果主義で

モデル年収も成果を出している人の実績になりますが破格の待遇です…。

おそらく、商品のひとつひとつが価格が高すぎるので

営業マンの士気を高めないと売れないんでしょう…。

 

ハウスメーカーや不動産で営業となると

文系の人よりも建築の知識がはじめからある程度備わっている建築学科の卒業生の方がスタートは有利になりますし

やった分だけお金を稼げる成果主義で自分を試したいというような”高い給与”を就職の軸にしていたり

自分は営業のが向いている・興味があると思っている建築学科生はハウスメーカーや不動産会社の営業職も選択肢の一つです。

 

しかし…いざ建築学科(理系)から文系職である営業職に就職するとなると

 

建築学科の就活生

これまでの勉強が無駄になってもったいないよ~
後悔するよ~

 

という人が高確率で出てきますが

興味がある職種に就かない方がよほど後悔するでしょう。

 

「理系出身者の文系就職」については

実際に私が新卒で理系学科から文系職(生産管理)に

就職した経験をもとに

下記で詳しく解説しています。

建築学科の就職対策

建築学科の就職対策

建築学科の就職対策と聞くと

SPIの勉強や面接の練習だけでなく

宅地建物取引士などの資格取得も思い浮かぶと思います。

しかし

 

建築学科の就活生

宅地建物取引士の資格取得?
今から勉強始めたところで間に合うわけがないよ…

  

というような人が多いと思うので

今回は時間をかけずにできる就職対策を紹介します。

 

就職対策は下記です。

  • 推薦応募の利用
  • 特化した就活サービスの利用

それぞれみていきましょう。 

推薦応募の利用

ハウスメーカー/不動産など業界問わず自分の希望する企業の推薦があるか確認しましょう。

大学ごとに推薦がある企業や枠に差があるので

自分の在籍している大学の対象企業はキャリアセンター(就活窓口)で確認できます。

大学内で定員数を争うことになりますが推薦が取れれば合格率はグッと高まるので

推薦を利用して、すんなり就活を完了させる人は割といます。

 

特化した就活サービスの利用(学科)

就活サービスアカリク
https://acaric.jp/

大学のキャリアセンターが主催する就活の準備イベントで

 

キャリアセンターの人

この就活サイトへの登録をお願いします

  

と言われたサイトだけに登録して就活をしていませんか?

 

たしかに

大学のキャリアセンター(就活窓口)が学生に進める就職サイトは

万能な大手就活サービスで、使い勝手が良いサービスです。

しかし

どこの大学でも紹介され、就活生のほとんどが登録している就活サービスなので他の就活生と差がつきません。

  

その為

就活を有利に、効率よく就活を進めるには

キャリアセンターには紹介してもらえない、自分に合った特化型の就活サービスへの登録が必要になります。

建築学科の就活生の場合、利用するべき就活サービスは

 

理系に特化した就活サービス「アカリク」になります。

  

ここでは、理系である建築学科の就活生を求めている多数の企業と出会える場が設けられています。

  

また

「アカリク」は数ある就活サービスの中で、大学院生から最も選ばれています。

企業からのスカウトサービスがある点が卒業研究で忙しい大学院生からの需要が高くなった理由のひとつでしょう。

  

就活の成功率を少しでも高くしたいのであれば迷わず登録するべきサービス(もちろん無料)で

すでに登録している他の就活サービスと併用すれば効果絶大です。

 

  • アカリクの登録の流れ

アカリク公式サイトから「まずは会員登録」を押して

メールアドレスを入力後

届いたメールに記載のあるURLにアクセスし

下記を入力します。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住んでいる都道府県
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 研究内容
  • 最終学歴
  • 希望業種・職種 

 

建築学科の就活生

3分もあれば登録完了します

 

就活サービスの利用(スポーツ)

建築工学科のスポーツ経験者

建築の勉強をしながらスポーツしてたんだけど
就活でアピールになるかな?

  

というようにスポーツ経験がある人は、さらに就活の成功率を上げることが可能です。  

就活でスポーツ経験を最大限に生かして

就活の成功率を上げる方法については

下記で詳しく解説していますので、スポーツ経験の就活生は必見です。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は

「建築学科の主な就職先や仕事内容を徹底解説(建築以外でも活躍できる)」

といったテーマで解説しました。

まとめです。

 

・建築学科の主な就職先は
 メーカー(住宅・設備・家具)/工務店/ゼネコン業界/
 インテリア業界/不動産業界/広告業界/
 コンサルティング業界/設計事務所/公務員

・建築学科の主な仕事内容は
 建築士/建築設備士/土木施工管理技士/
 宅地建物取引士(デベロッパー)/企画運営/
 インテリアコーディネーター/住宅コンサルタント/
 住宅・不動産営業

・建築学科の就活生が有利に就活を進める為には
 推薦か特化の就活サービス(アカリク)を利用する

 

世間では

建築学科=一級建築士というイメージが強いですが

選択肢は多数あります。

 

数ある選択肢から自分に合った選択をして

建築学科を選んで良かったと思えるように万全の準備で就活頑張ってください。

 

あなたが就活を成功させ

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

 

それでは、このへんで。

 

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