理系出身で文系就職した私の話。後悔は全くしていない【理系学生へ】

理系の文系就職
悩んでいる人

理系学生だけど文系就職に興味がある…
「もったいない」と周りに言われるし
やめたほうがいいかな?

そんな悩みに

理系出身(機械工学科卒)で

文系就職(生産管理)経験者の私が答えます。

本記事の内容
  • 理系出身で文系就職するメリット・デメリット
  • 実際に理系出身→文系就職した体験談
  • 文系就職したい理系学生が「文系就職」を
    選択するべき具体的な理由

   

理系が文系職に就職するのがもったいない?

そんなわけないだろ!

私は理系出身(機械工学科卒)で

文系就職(生産管理)経験者ですが

全く後悔していません。

 

新卒で入社してから

理系出身の生産管理として業務に取り組んでいました。

当時は葛藤がありましたが

今になっては本当に良い決断だったと思っていますし

人生の中で貴重な経験ができました。

 

ん?

「貴重な経験が で・き・ま・し・た?」

ということは…

 

はい。

今現在は

自動車部品メーカーで生産技術者として勤務しています。

キャリアとしては転職を2回しており

 

★ 1社目
東証プライム上場企業
大手機械設備メーカー
→生産管理(納期管理が主業務)

★ 2社目
大手子会社
自動車部品メーカー
→生産技術(生産準備)

★ 3社目
大手子会社
自動車部品メーカー
→生産技術(生産準備)

  

2社目と3社目は

仕事内容が類似で扱う製品が変わりました。

さて、自己紹介はこのへんにして 

  

さっそくですが

~理系だけど文系就職したいと悩んでいるあなたへ~

文系就職したい気持ちがあるなら
絶対にするべき! 

なぜこういった「結論」になるのか。

  

これは私の経験談からも言えることで

大きな理由は2つです。

 

  • 「後悔」する選択をしてはいけない
  • 仕事(職種)はやり直しができる

この理由の詳細についても後ほど詳しく解説します。

 

本記事は

実際に理系学生→文系就職の経験者である
私の「生の声」をお伝えします。

 

理系だけど文系就職に興味があるという人は必見です。

それではさっそく、みていきましょう。

 

Contents

理系の文系就職は後悔する/もったいない

理系だけど文系就職をしたくて悩んでいる人は

以下のような悩みがあると思います。

 

  • 理系で学んできたことがもったいない
  • 後から後悔しそう…
  • 親や周りにどう思われるか気になる

 

など

感情的な”もやもや”が多いかと思います。

私も、同じ感情を抱いていたので

その気持ちは痛いほど分かります。

 

そんな気持ちでも

冒頭で解説したように

文系就職したい気持ちがあるなら絶対にするべき!

なんです。

 

文系就職を希望する理系が実際に文系就職した場合には

以下のメリットがあります。

 

  • 後悔がなくなる
  • 目立つので評価されやすい

 

この「後悔」がなくなるというのが

大きすぎるメリットになります。

理系職・文系職

理系職と文系職

そもそも理系職・文系職の括りってなんだよと思いますが

ざっくりまとめると

 

  • 主な理系職
  • 開発・設計・生産技術・品質保証
    システムエンジニア・技術営業など

  

  • 主な文系職
  • 営業・経理・人事・調達・生産管理・記者・編集者
    通訳・受付など

   

資格が必要な職種やスポーツ選手などの特殊な職種は省いて

本当にざっくりまとめると上記のようなイメージですね。

 

基本的には自分の学んできた学部(理系/文系)の

出身をもとに職種を決定するのが

大半の人がやっていることです。

 

そもそも

理系/文系を選択する高校2年生の時に

果たしてこの就活の光景がイメージできているのか。

←できていないでしょうね(笑)

 

私も特に理由はなく、ノリで理系にしましたから。

 

今になっては、理系にして良かった!って思っています!

理系の文系就職について

理系の文系就職

理系の文系就職について

さらに詳しく見ていきましょう。

 

企業側から見た理系の文系就職

  • 企業が理系を文系職で採用するメリット
  • 文系にない倫理的考え方ができる
  • 希少性が高い

文系には少ない倫理的な考えを持っている人材を

採用できるのが大きなメリットです。

 

  • 企業が理系を文系職で採用するデメリット
  • 特になし

デメリットはありません(笑)

 

理系の文系就職に有利・不利はあるの?

上記のメリットを人事がどう見るかですね。

「目立つ」という部分では間違いなく有利だと思いますが…

 

「理系出身→文系就職したい」という立場上

人事が気になるであろう

志望理由の一貫性はしっかりしておいた方がよいです。

 

あくまで面接の評価が大多数を占める企業が多いので

文系職の採用試験でも

理系ってだけで大きな合否への影響はないと思われます。

   

「もったいない」っていうやつ

理系学生が「文系職に就きたい」と言うと

周りの同級生に

 

同僚①

4年間学んできたことが無駄になるよ?

  

同僚②

もったいないと思わない?後悔するよ?

  

同僚③

後からじゃ、もう理系職になれないよ?

 

などと説得してくる人がいます。

 

これに対して答えると

 

・4年間学んできたことが無駄になるよ?

→「そもそも仕事で大学で学んだことほぼ使わん!」

  

・もったいないと思わない?後悔するよ?

→「やりたいことやらない方がもったいないし後悔する」

 

・後からじゃ、もう理系職になれないよ?

→「戻れます。(現に私がなっています)」

 

私は最終的には転職で文系職から理系職に戻りましたが

この実績が”文系職が合わなかったら戻れる…”という

あなたの安心感につながれば幸いです。 

理系の選択肢の多さは努力の証

理系の努力

理系出身→文系就職は問題なくできますが

文系出身→理系就職はハードルが高く

職種によってはほぼ不可能です。

 

前述で

「そもそも仕事で大学で学んだことほぼ使わん!」

という話もしましたが

 

企業としては理系職を募集する際

理系の基礎知識は持っていてほしいので

理系学生のみという条件が基本です。

 

一方、事務職は理系/文系問わず。なので

理系は文系よりも職種の選択肢が多い!

理系は優遇されているのかなぁと感じますね。

 

  • 就活時も最後まで研究で忙しい
  • 明らかに文系より勉強が大変

 

そんな大変な「理系」で

あなたががんばったからこそ選択肢が広がったんです

自信を持ってください!

向いている仕事を専攻で判断するな

向いている仕事
  • 機械工学科で4年間学んできたから知識的に機械設計の仕事が向いていると思う
  • 外国語学部で4年間学んできたから知識的に海外関連の仕事が向いていると思う

と、いうような

この学科だからこの職種という決め方はおすすめしません。

 

  • 「仕事とは自分の一生のパートナー」

って考えると好きなことがやりたいですよね。

 

機械工学科で4年間学んできて

設計の授業が1番好きだった。

だから機械設計の仕事が向いていると思う。

これなら◎です。

 

仕事なので好きなことをするのは難しいですが

せめて嫌いではない職種を選択してください。

←これは先輩社会人からのガチのアドバイスです。

 

「嫌い」なことを何十年間も続けるのは大変ですよ(笑)

なので、極端な話

機械工学を専攻していてもアルバイト中の接客が楽しすぎて

一生続けたいと思えば、それが向いている仕事です。 

 

憧れの技術の仕事がしたいけど接客も大好きだ=技術営業

のような職種の見つけ方は◎です。

 

但し

待遇面や職場環境などの理由から

単に好きなことを仕事にするのが1番幸せかというと

そうではないことも多い世の中なので

将来のことや実現性を考慮して判断するべきですが

  

専攻学科で自分の将来を縛るのはやめましょう!  

完全成果報酬主義→文系職種が多い

成果主義

理系学生が文系就職を考える理由のひとつに

「給料」があります。

金融や商社は

理系の多くが就職するメーカーに比べて

給与水準が高い企業が多いです。

 

ちなみに

あなたが

「やったらやった分だけ評価されて、報酬がほしい。」

「とことん稼ぎたい」

と思っているのなら

インセンティブの高い完全成果報酬主義の

「営業職」をおすすめします。

※当然基本給はあります

 

営業職がシンプルに売上げで成果を確認できるのに対して

理系の技術職は成果を数値化しづらいため

インセンティブのような

大きな成果主義システムは採用しにくい

という背景があるため 

技術職でインセンティブを導入することは

難しいとされています。

 

日頃の勤務態度から評価をして

給料に反映する方式がありますが

金額の上限が決まっていたり

周囲と大して差がつかないことがほとんどです。

 

成果主義が大きい「営業職」の例として挙げられるのが

「不動産関連」

家なんて簡単に売れないですよね…。

 

その為

会社は成約時の成果給を厚くすることで

社員のモチベーションを高め

売上げ向上を目指しています。

 

他にも証券や保険などが挙げられます。

こういった完全成果主義の営業職は

「経歴不問」の募集をしている企業も多いです。

 

要は売れればいいので(笑)

ちなみに売れないと…

どうなるかはある程度想像できますよね。

 

文系就職する理由は「給料」が高いからだ!

という考えの方。

 

「完全成果主義」の職種に興味がある方は

ぜひ、検索してみてください。 

【私の経験談①】スッキリして後悔が全くない

文系就職して良かった

私は「生産管理」に興味があったので

自らの意思で新卒で事務職への道を切り開きました。

 

実際に業務をこなしたうえで

「やはり理系の技術職でキャリアを積みたい!」という

思いが強くなったので転職しましたが 

生産管理の経験ができたことは大きな財産となりました。

本当に心から良い経験ができたと思っています。

 

もし新卒で、「生産管理」への思いがある中

理系職に就いていたら…

 

いくら技術職が楽しくても頭には

「生産管理はもっと楽しいのかなぁ」という

邪念が消えない中で仕事をして

「後悔」していたと思います。

 

今の私は

実際に興味のあった「生産管理」を経験したうえで

現在の「生産技術」にシフトしているので

 

心がとてもスッキリしていて後悔なんて微塵もなく

本当に良い決断をした

あの頃の自分を褒めてあげたいです。

  

この経験から感じたのは

周りの意見に流された選択は大きな後悔に繋がる。です。

 

将来を見据えて

自分が1番「後悔」しないであろう選択をしてください。

 

検討している内容に対して、

りから批判的な意見を言われることがあっても

 

最終決断は必ず自分でしましょう!

 

自分で決めたうえで生まれる「後悔」と
周りに流されて決めたことで生まれる「後悔」は
重みに大きな違いがあります

【私の経験談②】理系を捨てた代償は?

理系を捨てた代償

新卒で理系職は捨てましたが

理系の学科を卒業したという

学歴が消えるわけではないです。

 

理系出身者が新卒で文系職に就くこと自体に

基本的に大きな代償はないですが

「あること」が起こると

大きな代償となってしまうパターンもあります。

 

その「あること」とは

理系職へ転職したくなった時です。

大事なことなので詳しく説明していきましょう。

 

  • 理系出身でも「理系職」への転職が難しくなる

 

「文系就職をしたけどやっぱり理系職がいい」

という気持ちが芽生えた場合。

 

この時

新卒3年以内であれば

「第二新卒」という枠がありますので

これを使って

募集企業に理系職として応募することができます。

 

当時

新卒2年目の私も

機械工学科出身で理系職の応募条件を満たしていたので

2社目は「第二新卒」

技術者として入社しキャリアを積むことができました。

文系職→技術職の職種変更の鍵は「第二新卒」です。

  

つまり…

文系就職した理系卒だけど
やっぱり理系職として働きたいなぁ…

となっても

早期(3年以内)で見極めれば

職種変更がしやすいです。

 

自分の職種の適性は3年以内に判断すること

 

転職の期間を考えたら新卒2年程度が最適です。

早期の判断をすることで…

その仕事内容が

  • 自分に合っていれば幸せ
  • 合っていなくて理系職がしたくなっても戻れる

理系って最高じゃん!ってなりますよね(笑)

 

しかし

いいことばかりではありません。  

問題点もあります。

 

それは

社会人4年目以降で理系職へ転職したくなった場合です。

なぜ問題なのか。

 

その理由は

4年目あたりからの転職は即戦力が求められます。

その為

「理系職」を募集する企業側は

募集要項に理系出身者に加え

理系職の経験も必須項目とします。

こうなると

募集条件を満たすことができず応募ができません。

 

これが転職の「罠」で

年齢を重ねれば重ねるほど職種の変更が困難になります。

←これ大事です

3年目から転職活動を始めて

転職先が2年決まらなかったらもう5年目扱いになる。

という点にも注意してください。

  

これが

理系出身者が文系就職する唯一のデメリットですかね。

 

しかし

大体1~2年も働けば

その職種が自分に合っているかどうか判断できます。

 

「見極め」をしっかりとしましょう。

「転職」という切り札

転職という切り札

「職種を変えたい」と感じた時に仕事は修正はできます。

しかし

前述でも記載したように状況によっては

困難になってしまうこともあるので

「転職」は切り札と考えてください。

 

合わなかったら「転職」すればいいや

という安易な考えはやめましょう。

 

たしかに

近年は転職が活発な時代ですが

転職活動は大きな工数がかかるので面倒ですし

都度新しい環境・仕事内容・人間関係に

慣れるのも大変です。

 

自分の行きたい会社を見つけて

さらに内定をもらうというステップには

かなりの労力が必要ですよ。

←2回転職している私だから地味に説得力がある(笑)

 

その為

「職種選択をミスった。職種を変えたい」と感じたとき

私は思い切って心機一転したかったので

転職で環境をガラッと変えましたが

まずは社内で人事に部署移動の相談するのも

ありだったかなと思っています。 

【世の中の厳しさ】得るものと捨てるもの

世の中の厳しさ

いろんな職種を1ヶ月ずつ経験して

自分に合った職種を探せたらどれだけ良いか…。

今の世の中では難しいです。

すべてが自分有利に進まないのが世の中の難しさです。

 

私の場合は結果的に

自分の悩みやモヤモヤを解消させてくれる

「生産管理」の経験を得て

「時間」を捨てました。

 

生産管理として前向きに業務に励む時間は

決して無駄な時間ではありませんでしたが 

転職にかけた時間と転職を決断した後の

向上心のない中でなさなければならない

「生産管理」の業務時間が無駄でした。

 

しかし

捨てた時間以上に

得たもの(理系職へ転職)が大きかったです。

  

求めることのすべてを得るのは大変で

「高い給料」を得たいなら「やりたいこと」を捨てる。など

世の中のサラリーマンはみんな苦労しています。

 

ちなみに

就職活動でも

「業界」「職種」「給料」「勤務地」など

すべて思い通りの会社に入社できる人はほんの一握りです。 

悔いのない選択を

悔いのない選択を

“悔いのない選択”を

これに尽きます。

選択をミスって「あの時こうしていれば…」

この感情が1番後悔しますよ。

仕事は修正できます。

やり直しがきくんです。

 

これは私の経験からも断言できますし

周りでも理系出身の新卒で

自動車のディーラーをしていたり

理系職として入社後転職して保険の営業をしていたり

  

各々

タイミングこそ異なりますが

自分で「決断」しています。

 

大切なことなので繰り返しますが

新卒入社後の職種の見極めは1~2年でしてください

←第二新卒ブランド期限内

 

  • 自分に合っていればそのまま突き進む!
  • 別の職種がやりたくなったら「第二新卒」でやり直す

 

2パターンのキャリアを思い描いておきましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は

「理系出身で文系就職した私の話。後悔は全くしていない【理系学生へ】」

といったテーマで解説しました。

まとめです。

 

・理系から文系就職したいなら
 志望理由を明確にすること

・理系から文系就職しても理系職へ転職が可能

・理系から文系就職して4年以上経った場合は
 理系職に興味を持っても変更が難しい

・後悔しない選択をすることが大切
 (仕事はやり直しがきく)

  

最後にもう一度

私は理系出身ですが文系就職して本当に良かったと思っています。

←今は「技術」の仕事していても心から思います。

 

理系で勉強をがんばった

あなただからこそ

味わうことのできる「贅沢な悩み」

 

たくさん悩んでください。

そして悔いのない「選択」をしてください。

 

あなたが今考えている
その選択(理系出身→文系就職)を
すでにしている人が世の中には溢れており
私を含め実績は多数あります。
 
決して無謀な未知の挑戦をするわけではないので
安心してください(笑)

  

不安な気持ちからたくさん調べて

情報を集めていると思いますが

本記事も含め

いろいろな判断材料を用いて

 

最終的にどうするのか決めるのは「自分」です。

 

「自分で決める」

それが1番後悔しない決断の仕方です。

自分で決めれば良いも悪いも納得です。

 

あなたが

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

  

それでは、このへんで。

 

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