四季報に載っている「離職率」
企業によってはN/A(ノーアンサー)
もあるけど信憑性は…?
就職・転職活動時の企業選びの検討材料としてどれくらい気にするべき?
そんな悩みに
新卒時に四季報の離職率を気にしすぎるあまり
当時、離職率0%の企業に就職経験のある私が答えます。
- 四季報に記載されている離職率について
- 四季報の離職率N/Aについて
- 離職率は企業選びで気にするべき?
「ホワイト企業に就職したい」
そんな思いで就職・転職活動をしている時に気になる離職率。
四季報で確認することができますが
実際のところ参考になるのでしょうか。
実際に
当時離職率0%だった企業に就職した私の体験談も踏まえて
解説していきます。
それではさっそくみていきましょう。
四季報の離職率
四季報に記載されている「離職率」は大卒(院卒・博士卒含む)の新卒入社後3年以内に辞める人の割合になります。
そのため
高卒入社や新卒入社後3年以上経過した人、中途入社の人は退職してもカウントされません。
毎年、新刊が発売される四季報は常に直近3年間の離職率を表記しています。
当然毎年その割合%も変化しますし
企業ごとに新入社員の人数も異なるので
当然新入社員が少ない企業の方が0%は達成しやすいです。
記載されている「離職率」の数値は四季報の出版会社が調査したものです。
四季報には離職率以外の情報も詳しく調査がしてあり
不明部分には正直にN/Aと記載されています。
そのため、具体的に数値として記載されている場合は
信憑性は高いと言えます。
離職率N/Aの理由
四季報の離職率の欄にN/Aと記載のある企業があります。
これは何かというと
N/A=No Answer
つまり秘密ってことです(笑)
秘密と聞くと良くないことを隠している感がすごいですが…
たしかに
企業にとって都合が悪くて非公開にしている場合もありますが
管理ができてなくて正確な数字が分からなかったり
もしかしたら戦略的な理由もあるかもしれません。
特に新入社員が何百人もいる企業だと把握するのが難しいかもしれません…
理由はさまざまですが
いずれにせよN/Aである以上は
私たちに正確な離職率が分からないということです。
離職率は参考程度
企業選びにおいて離職率はそこまで気にする項目ではないかと。
なぜなら
「毎年変わる」からです。
あくまで直近の記録なので0%の翌年は30%
のようなことも大いに考えられます。
また
必ずしも
離職率が高い=ブラック企業の可能性が上がる
というわけではありません。
離職率を企業の良/悪の判断材料に使うのは良いことですが
離職率は退職理由が全く考慮されませんので
会社に何の不満もない円満退社も含まれます。
退職した人が100%会社に不満を持ってやめたかというと
そうではないので。
企業ごとに業界も採用人数も違いますし
離職率はあくまで参考程度に見ておきましょう。
低ければ低いほど安心感はありますが(笑)
新卒で離職率0%の企業に入社した話
私が新卒の時は四季報を購入して企業探しもしていました。
そこで離職率というのも気にするようになって
当時、離職率0%の就職しました。
さあどんな素晴らしい職場なんだろうと
わくわくして入社しました。
しかし…
たしかに研修制度は充実していましたが
そこまで大きな魅力も感じなかったので
私は2年で退職しましたし
私以外も数人退職しており離職率10%以上になっていたかと思います。
たまたま私が新卒で就活していた年の
直近新卒3年以内離職率が0%だったので
興味を持ち
企業選びの大きな判断材料にしたことを後悔しています。
入社した人/相性などで変動するいわば運的な要素もあるので
みなさんは企業選びの際
離職率は参考程度にしておいてくださいね。
企業探しに四季報はおすすめ
本記事では四季報の離職率に着目していますが
四季報は企業探しにはもってこいの本です。
四季報は最新の情報で毎年発売され
離職率だけでなく直近の採用人数の実績や平均年収など
企業の情報が分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめです。
・四季報に記載されている離職率は直近の大卒の
新卒入社3年以内の数値
・四季報の離職率N/A=ブラック企業ではない
・企業選びで毎年変動する離職率は参考程度にする
離職率0%の企業を過大評価しすぎるのは✕
離職率は毎年変動するということをしっかり認識しておいてください。
企業選びは
離職率よりも
自分のやりたいこと(職種)や企業の将来性などを重点的に見たほうが◎です。
私のように
たまたま入社時の離職率0%に惹かれて入社→後悔
する人が減ることを願っています。
それでは、このへんで。
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