中小企業と大手子会社ならどっちが良い?(現役大手子会社社員が解説)

2人のビジネスマン

中小企業と大手子会社。
就職・転職活動中に
もしも両方から内定を貰えたとしたら…
どっちを選べばいいんだ…

そんな悩みに答えます。

本記事の内容
  • 中小企業/大手子会社の入社難易度/待遇
  • 中小企業/大手子会社で働く
    メリット・デメリット
  • 中小企業/大手子会社どっちが良いか

  

 

中小企業と大手子会社

両方から内定を貰えてどっちにするべきなのか

 

また

受けるならどっちにしようなんて

悩みを持っている人。

多いと思います。

 

私自身

新卒での就職活動に加え

転職活動も経験してきたので

企業選びで苦労する気持ちはよく分かります。

 

特に

従業員数や売上が同じくらいの規模の

中小企業と大手子会社となると

尚更迷ってしまいますよね。

   

今回は

そんな悩みを抱えている人たちへ向けて

あえて大企業ではなく

中小企業と大手子会社に着目し 

どっちへ就職するのが良いのか

 

大手子会社2社で勤務経験があり

且つ、現役の大手子会社社員でもある私が

新卒/中途の両立場から解説をしていきます。

※経験を踏まえた個人的見解を含む事を了承下さい

 

先に結論を言っておくと

新卒では大手子会社がおすすめです。

なぜ大手子会社なのか。

中途はどうなのか。

そのへんは記事の中で詳しく解説していきます。

 

本記事の内容は

現役大手子会社社員の生の声をお届けしますので

就職・転職活動での

企業選びの参考として大きく役立つと思います。

 

それでは、さっそくみてきましょう。

   

Contents

中小企業/大手子会社

中小企業で働く人

中小企業は新卒時に多くの人が受けた経験が

あると思いますし

世の中の大多数の人が中小企業で勤務しています。

 

定義としては

業種ごとに資本金と従業員数で判断することになっており

製造業であれば

資本金が3億円以下もしくは

正社員が300人以下の会社のことを言います。

 

一方

大手子会社は資本金と従業員数が

中小企業の定義に当てはまっていても

世間からは

中小企業ではなくて大手子会社と呼ばれます…

 

大手子会社勤務の人は

勤務先を聞かれた時に社名ではなくて

〇〇系の子会社って

回答する人が多くて不思議ですよね。

入社難易度

新入社員

入社難易度について。

中小企業も大手子会社も

地区にもよるばらつきはあるものの

基本的にはご想像の通り

大手企業に比べたら入社難易度は易しいです。

  

但し

中小企業と大手子会社を比較すると

親会社のブランド力があるので

大手子会社のほうが

やや入社難易度は難しくなります。

  

とはいえ

私がキャリアを積んでいる大手子会社2社の

採用者の学歴を見ると

国立はもちろん

名門大学の院卒も多数いましたので

大企業には劣るものの

入社が「簡単」とはとても言いきれません。

大手子会社に内定を貰えたのであれば誇れることだと思いますよ。

待遇

給料をもらう人

大手子会社は待遇面が親会社に準じているので

親会社より高待遇は難しいものの

中小企業と比較すると

手厚く感じる場合が多いです。

 

会社によっては

世間一般的にも高待遇な場合もあります。

  

大手子会社に勤務している

私の賃金を参考として記載します。

 

中途入社1年目
年齢 28歳
基本給 約27万円
年間賞与 4.5~5.0ヶ月程度

 

私の勤務する

某大手子会社のモデル給与になります。

 

上を見たらキリがないですので

どこかで割り切ることが必要ですし

良い/悪いを判断するのは自分です。

私は上記の待遇面で

良いと判断したので入社しました。

 

大企業/中小企業それぞれに勤めている

友人と待遇面を比較することがありますが

大企業>大手子会社(私)>中小企業です。

※あくまで私の身内の比較です。

当然企業によって大きくばらつきます。

  

また

労働組合の有無も変わってきます。

労働組合は賃上げなど

待遇面をアップさせる活動をしてくれる組織であり

中小企業よりも大手子会社の方が

結成されている可能性が高いです。

 

私は組合の有無でそこまで大きく待遇に差があると感じませんが

労働組合について詳しく知りたい人は

下記をチェックしてみてください。

 

   

立場と条件

鏡の前に立つ男性

結局のところ中小企業と大手子会社は

どっちが良いのか。

 

それは

あなたの立場/条件によって大きく変わります。

 

まず

立場には新卒/中途があり

自分の今のキャリアにあった選択が必要です。

 

そして条件

あなたが企業に何を求めているかです。

 

この2つが重要です。

 

新卒

まず新卒の場合、企業選びの条件は

 

  • 安定/高待遇
  • 福利厚生の充実
  • やりたいことができる
  • 勤務地が理想

  

などです。

今後のキャリアのことはまだ深く考えることは難しいと思います。

 

新卒のうちは

まだ自分のキャリアを明確に描くことが難しく

中小企業/大手子会社で迷っており

やりたい職種など

明確な決め手がないのであれば

経営の安定/待遇面から

大手子会社への就職をおすすめします。

 

中途

中途入社の場合

ここまでキャリアを積んでスキルがあるが故に

新卒よりも求める条件がシビアな場合が多いです。

 

  • 年収アップ
  • 管理職になりたい(キャリアアップ)
  • 求める職種
  • 労働時間

   

現職の経験から求めることが明確になっている点が

新卒との違いです。

年収アップが目的であれば内定の際に金額を提示されるので参考にするとよいですが

中途採用の場合はスキルが認められれば

中小企業でも

待遇が破格の金額になる場合があります。

  

また

今後のキャリアで

「取締役などの管理職になりたい」という人。

大手子会社では他企業よりも目指すことが狭き門だということを理解してください。

理由は簡単。親会社からの出向者が多いからです。

 

そもそも少ない管理職の枠を親会社からの出向者を奪ってしますので

高いスキルと運が必要です。

 

それでも

GM(グループマネージャー)程度であれば

生え抜き社員(子会社の社員)の会社が多いです。

実際に私が勤務した2社もGMや工場長は生え抜き社員でしたので

本当に上昇志向が高い人だけが気にする点かもしれません…

  

中途採用の場合は

新卒よりもキャリアプランがはっきりしているので

一概に中小企業/大手子会社どっちが良いかは

採用条件をよく確認して優越をつけるしかないです。

 

安定を求めるなら大手子会社を選ぶのも良し

興味のある業界・やりたい職種で中小企業を選ぶのも良し

  

積み上げたキャリアの中で自分が次に求めることを考慮して選択してください。

  

管理職になりたいという願望が強くあるのであれば

大手や大手子会社よりも自分をアピールしやすく

ライバルも少ない中小企業で

コツコツとスキルを磨くのも大アリです◎

 

また

中小企業/大手子会社

どちらかの内定をキープしつつ

大企業に挑戦するのも作戦のひとつです。

 

但し

入社日が決まっている新卒ならまだしも

少しでも早い入社が推奨される中途ではキープする期間はほどほどにしましょう。

 

・新卒で決め手なく迷っているのなら
 大手子会社がおすすめ

・中途は中小企業/大手子会社/を気にせず
 求める条件を満たしているかで決める

    

メリット・デメリット

メリットとデメリット

ここまでの内容と重複してしまう内容もありますが

 

中小企業/大手子会社 

それぞれの

メリット・デメリットを簡単にまとめます。

 

中小企業

  • メリット
  • 入社難易度が易しめ
  • 自分のスキルがダイレクトに評価されやすい
  • 自分をアピールしやすい
  • 転勤が少ない
  • 希望部署に配属されやすい

   

  • デメリット
  • 待遇面が物足りない
  • 経営の安定性が不安
  • 知名度が低い
  • 研修や教育が充実していない
  • 人手不足

 

大手子会社

  • メリット
  • 親会社に準じた待遇/教育を受けられる
  • 経営が安定している
  • 周りのレベルが高い環境で仕事できる
  • 企業ブランドがある
  • 労働組合がある

   

  • デメリット
  • 親会社同様の待遇が難しい
  • 親会社の方針が強い
  • 上層部の多くが親会社出身
  • 出向などで転勤がある  

 

などがあげられます。

 

ですが

中小企業でも拠点があり転勤/異動がある会社もありますし

大手子会社も親会社とは別の教育制度で

不満があることもあります。

 

あくまで

よくある声の例ですので参考程度にしてください。

   

中小企業/大手子会社からの転職

独立

本記事を読んでくだっさている皆さんの中には

新卒で本当は大企業に行きたいけど

中小企業と大手子会社しか内定がもらえなかった。

という人もいると思います。

 

知名度が低くても

隠れ優良企業と言われる会社はたくさんあり

入社してみたら待遇も良いし自分に合っていることがあります。

  

仮に

入社後に大企業への思いを捨てきれなくても

転職で再チャレンジできますので

落ち込む必要はありません。

今の時代、転職市場は盛んなので求人はたくさんありますよ。

    

転職/独立を見据えて

自分の意見を通しやすい中小企業で

黙々とスキルを身に付けるのも良し。

すぐに転職の行動を起こすのも良し。

 

取れる資格は取っておくと後から役立つかもしれません。

転職検討時はアピールにもなりますので。

  

しかし

大企業→大手子会社や

大手企業→中小企業

への転職で待遇や労働環境が良くなるということも大いにあります。

会社の規模=待遇の良さではないので。

まずは1年働いてから判断することをおすすめします。

 

実際に私も大企業→大手子会社への転職で待遇と労働環境が良くなりました。   

 

中小企業の闇と起業の話(余談)

中小企業の友人に聞いた話です。

どうやら有給がかなり使いづらい模様で

遊びの予定での有給は基本的に認められず

使用するには1ヶ月ほど前から申請が必要だそうです。

最も驚いたのが

年末年始に強制的に5日間有給が消化されるということ。

 

自分の経験からはとても想像ができなかったので

入社前に企業の情報収集は大切だと感じました。

その友人は転職検討中です(笑)

 

それと私が業務の中で感じた企業に関する話をひとつ

起業しやすいスキルは

私が見てきた経験上

制御系の回路図に特化

いわゆるラダー図の知識が深い人は

その知識だけで1人で生活できますよ。

   

取引先で起業した人を見てきましたが

みんな制御に特化した人たちでした。

 

ラダー図は電気系の学科出身の人じゃなくても

業務の中で未経験から身に付けていけるので

興味があって会社で触る機会がある人はぜひ。

  

以上、余談でした。 

 

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まとめです。

 

・入社難易度の高さは一般的に
 大企業>大手子会社>中小企業

・大手子会社は待遇/福利厚生が親会社に
 準じ中小企業より手厚くなりやすい


・新卒で特に決め手がなく迷っているなら
 大手子会社がおすすめ

・中途は自分の要求を満たせているかで
 決めるべきなので
 中小企業/大手子会社の影響は少ない

   

どこの会社でも結局は自分の努力でキャリアは変わります。

 

キャリアを積んでいくにつれて

大企業で働いてみたいと感じたり

少人数の企業で自分の意見を通したいなど

人それぞれ様々な感情が生まれると思います。

 

その感情は

新卒時と同じかもしれないし、そうでないかもしれません。

  

今のあなたは

自分の数年後のキャリアまで考えていますか?

就職・転職に失敗しない為にも

今だけでなく将来どうなりたいかも考えてみてください。

 

本記事でおすすめした大手子会社については

下記でも詳しく理由を解説していますので

興味のある人はチェックしてみてください。

   

あなたが自分に合っている企業と出会い

理想のキャリアプランを描けることを願っています。

   

それではこのへんで。

  

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