大学時代に1番頑張ったことが柔道なんだけど…
就活で生かせるかな…
一体誰に聞けば…
そんな悩みに柔道弐段(二段)の私が答えます。
- 柔道経験が就活で有利な理由
- 柔道経験を生かした自己PR(例文)
- 柔道経験を生かしたガクチカ(例文)
- 柔道経験を就活で最大限生かす方法
就活で自分がアピールできそうなことと言ったら…柔道!自己PRやガクチカを柔道経験を生かして上手く書きたい!
その気持ち…痛いほど分かります。
私も新卒の就活時にはあなたと同じことで悩んでおり
ネットで「柔道 自己PR」だとか「柔道 ガクチカ」などで情報収集していたのですが…
野球やサッカーに比べて就活対策の情報が少なすぎる!
そう感じました。
なので、今回は
そんな当時の私と同じ悩みを持つ就活生の為に
柔道経験を生かした自己PRやガクチカの書き方を例文付きで詳しく解説していきます。
柔道経験のある就活生は必見です
それでは、さっそくみていきましょう。
柔道の経験は就活で有利
柔道経験が就活で有利になるかどうか。ですが
以下の2点を心掛けて実践することで
柔道の経験は就活で大きなアピールのひとつ(有利)になるでしょう。
- 柔道経験でアピールできることを理解して自己PR/ガクチカ/を作成する
- 柔道経験が有利になる就活サービス/エージェントを利用する
それぞれ詳しくみていくと
- 柔道経験でアピールできることを理解して自己PR/ガクチカ/を作成する
自分の経験から何がアピールできるのかを明確にしなければ良いアピールはできません。
今回は柔道の経験ということでアピールするのは
段位取得までの道のりなのか、大会で勝利するまでの道のりなのか
どんなストーリーで文を構成すると良いアピールになるかなどの検討が必要です。
- 柔道経験が有利になる就活サービス/エージェントを利用する
世の中にはさまざまな就活サービス/エージェントがあります。
理系に特化したり…IT業界に特化したり…
こういった特化した就活サービスの中に柔道経験が生かせるサービスもあるんです。
自分の立場に合った就活サービスを利用することは就活の成功率をグッと高くしますよ。
それぞれ詳しく解説していきます。
柔道経験からアピールできること
柔道経験から具体的にどんなアピールができるのでしょう。
下記は柔道に限らずスポーツ経験が就活でアピールになると言われる点です。
- コミュニケーション能力が高い
- 規則やルール・上下関係などの基礎が身についている
- チームワークがある(協調性)
- 体力・ストレス耐性がある
- 継続力がある
- 結果へのこだわりがある(PDCA)
- リーダーシップがある
柔道に当てはめてみましょう。
- コミュニケーション能力が高い
先輩/後輩/練習相手/練習の度に多くの人と関わるスポーツ選手はコミュニケーション能力の高さもアピールになります。
特に柔道は練習でも組み合う相手が必要な競技です。
仕事で必ず必要なコミュニケーション能力の高さは大きなアピールになります。
- 規則やルール・上下関係などの基礎が身についている
これに関して「柔道」は信頼性の高い競技のひとつでしょう。
「武道「という言葉だけで規則・ルール、上下関係、礼儀作法までが身についている印象を与えることができるのは
柔道の良いところです。
- チームワークがある(協調性)
柔道未経験者からすると
柔道=個人競技のイメージが強いと思います。
その為、野球やサッカーといった常に数人で行う競技者よりはアピールに欠けますが
団体戦や階級が違う仲間を応援するのも柔道の醍醐味ということを
上手く面接で伝えることでアピールできます。
- 体力・ストレス耐性がある
企業からすると非常に重要なポイントです。
スポーツ経験者はトレーニングのおかげで体力面に自信がある人が多いのはもちろん
試合へのプレッシャーや試合で練習通りのパフォーマンスが上手くできないことに対するストレスを乗り越えてきている点が評価されます。
- 継続力がある
1つのことを継続するというのは簡単そうで難しいです。
特に大学生であれば勉強との両立もしなければいけません。
仕事でもプロジェクトを途中で投げ出すようなことは許されませんので
大変なことがあってもコツコツ継続できる点はアピールになります。
- 結果へのこだわりがある(PDCA)
やはりスポーツの醍醐味のひとつは「勝利」ですよね。勝利した瞬間の喜びの為にやっているという人が多いと思います。
その中でも「勝利」という結果の為に工夫したこと(練習法)などのプロセスは重要で
PDCAを回して自分/チームが成長した経験、過程を伝えられると尚、良しです。
(P(Plan):計画 D(Do):実行 C(Check):評価 A(Action):反省・改善)
- リーダーシップがある
キャプテンや副キャプテンの肩書がある人はもちろん
肩書がなくても、高い指導力で同期や後輩から支持が厚い人もリーダーシップがあると言えます。
これらを踏まえて柔道経験を生かした自己PRとガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をみていきましょう。
柔道経験を生かした自己PR(例文)
自己PRは企業側にあなたを採用した時のメリットが伝わる内容を意識しましょう。
さっそく例文の紹介をしていこうと思いますが
その前に…自己PR/ガクチカを考えるうえで、重要なポイントを確認しましょう。
結論(最も伝えたいこと)+P(Plan):計画→D(Do):実行→C(Check):評価→A(Action):反省・改善+結論(結論を繰り返す)
の順で文を構成すると読みやすい/聞きやすい自己PR/ガクチカになります
結論+PDCA+結論…これ本当に超重要です。
文構成が
①結論→②理由→③事例・具体例→④結論
の順になっているものをPREP法と言います。
今回紹介する例文は
この[②理由→③事例・具体例]の部分にPDCAを意識することで、さらに魅力的な自己PR/ガクチカに仕上がっています。
この重要ポイントを踏まえて、柔道経験を生かした自己PRの例文をみていきましょう。
この自己PRを詳しくみていくと
- 結論
私は大学在学中に柔道2段を取得する過程で高い問題解決能力を身に付けました。
←最も伝えたいのは高い問題解決能力が身に付いていること
この場合は弐段(二段)の取得が結論では?という考えを持っていたらそれは違います。弐段(二段)の取得は結論ではなく結果です。文頭で述べる結論とは最も伝えたいことと覚えておけばOK
- P(Plan):計画
立ち技中心の練習から寝技中心の練習に切り替えて練習計画を立て
←失敗の原因を分析・解明してそれを改善するための計画を立てる
- D(Do):実行
3ヶ月間寝技の練習時間を1時間増やして能力アップを図りました
←計画通りにトレーニングを実行する
- C(Check):評価
3回目の昇段試合では練習で磨きがかかった防御のおかげで寝技で敗れることがなくなっただけでなく、苦手だった寝技で一本勝ちという最高の形で結果
←課題だった寝技を強化したことで寝技で勝利できるまで成長
- A(Action):反省・改善
しかし、それと同時に力の強い選手には上手く技をかけられないという課題も見つかったのでウエイトトレーニングも取り入れ筋力アップを図り、次は3段に挑戦したいです。
←力の強い選手には上手く技をかけられなかったことを反省し、さらに改善するにはどうすれば良いかも検討している。
- 結論
失敗の原因を解明して改善する。この考え方は社会人になってからも継続していきたいと思います
←再度結論(伝えたいこと)です。
しっかりと結論+PDCA+結論の形になっていますね。
他にも例文を紹介します。
この自己PRも詳しくみると
- 結論
私は何事にも挑戦するチャレンジ精神があります。
←最も伝えたいことはチャレンジ精神があること
- P(Plan):計画
大会まで全体練習の後、ウエイトトレーニングをしていた時間は新技の練習時間にあて
←新技修得の為の計画を立てる
- D(Do):実行
2週間ほどひたすら練習した
←計画通りに練習を実行する
- C(Check):評価
校内練習で技が決まるようになりました
大会本番は、実際にこの技で一本は取れませんでしたが技ありのポイントを奪うことができました
←時間のなさを言い訳にせず新技に挑戦したことで出た結果
- A(Action):反省・改善
大会直前まで新技の練習に固執しすぎてしまったという反省はあったのでバランスの偏りすぎない練習が必要だと感じた
←新技の練習に固執しすぎていたことを反省し、これまでの力を100%発揮するにはバランスを考えた練習に改善するべきことを実感
- 結論
営業職として新規開拓をする際にも「挑戦する気持ち」は必要だと思っていますので、この経験を生かしてどんどん挑戦したいと考えています
←再度結論(伝えたいこと)です。
いかがでしょう。文構成を意識するだけでかなり読みやすい文になっていると思います。
次はガクチカの例文紹介ですが注意点をひとつ
コミュニケーション能力の高さに関しては特に自己PRでアピールしなくとも面接の受け答えの様子である程度アピールできます。
自己PRで
私には高いコミュニケーション能力があります!
という人がいますが
コミュニケーション能力は面接の受け答えの様子でアピールが可能ですので
それをわざわざ自己PRに採用する必要はないでしょう。
柔道経験を生かしたガクチカ(例文)
ガクチカは自分の長所が伝わる内容にしましょう。
これも自己PR同様に、結論+PDCAを意識した文構成をするのがおすすめです。
さっそく柔道経験を生かしたガクチカを紹介します。
- 結論
私は大学で柔道部に入部してから約3年間、背負い投げに拘りを持って継続的に練習に取り組んで来ました
→最も伝えたいのは継続力ともう少し読み進めると問題解決能力があることも伝わります
- P(Plan):計画
新しい技の習得を考える前にどうして背負い投げが決まらないのか。考えながら背負い投げを練習するようにしました
←技が上手く決まらない原因を見つける為の練習計画を立てる
- D(Do):実行
改善点に気づき、日頃の練習から改善点を意識して、あえて苦手な特徴を持つ人と積極的に練習を重ねました
←技が上手く決まらない原因を考えながら練習を重ねた結果、原因と改善点が明確になった
- C(Check):評価
背の低い相手にも左組手の相手にも背負いが決まるようになっており
最後の大会では取ったポイントはすべて背負い投げで県大会3位を獲得することができました。
←計画→実行とステップを踏んで練習を重ねたからこそ出た結果
- A(Action):反省・改善
準決勝の敗因が体力不足だったので走り込みのトレーニングが足りなかったという反省はありました
←優勝の為に足りなかった点も反省し、次に繋がる自己分析もできている
- 結論
コツコツと3年間、改善しながら継続し続けたことで生まれた結果に感動したのでこの継続力を今後も生かしていきたいです
←再度結論(伝えたいこと)です。
次は怪我などで試合に出ていなくても使用できる例文を紹介します。
- 結論
私は大学で柔道部に入部し日々鍛錬をしていましたが、最後の大会は怪我で出場ができなかったので仲間たちが最高の状態で試合に臨めるよう、全力でフォローを行いました。
←自分の役割を理解=的確な状況判断ができる/仲間に協力する=協調性がある/ということが伝わります
- P(Plan):計画
最後の大会の目標を「自分が優勝」から「仲間の誰かが優勝」へ変更し
練習中はドリンクの準備などの雑用や練習を見てアドバイスを積極的に行い
試合当日も対戦相手の分析を徹底的にやろう
←仲間の誰かが優勝という最終的な目標を達成する為に練習中と試合当日にやるべきこと計画
- D(Do):実行
試合前練習や試合の中で仲間とトーナメントであたる可能性のある相手の組手や技の特徴を観察して自分なりに分析し、仲間に伝えました
←計画通りに実行
- C(Check):評価
私の試合前のアドバイスが功を奏したのか仲間の1人が見事優勝してくれました
←目標を達成
- A(Action):反省・改善
試合が重なったりしたことで十分なアドバイスを全員にできなかったことは悔しかった
←最高の結果でも反省点を挙げる
- 結論
経験を生かし、これからは仲間だけでなくお客さんからも「ありがとう」と言ってもらえるよう、日々努力していきます
←再度結論(伝えたいこと)です。
- 自己PRは企業側があなたを採用した時のメリット
- ガクチカは自分の長所
がそれぞれ伝わるようにと言われていますが正直なところ自己PRとガクチカって同じ内容になりがちですよね…(笑)
両方考えるのは大変ですが
どちらも結論+PDCAに当てはめて、文を構成すれば読みやすい文章になりますよ。
自分の経験をPDCAに当てはめて読みやすい自己PR/ガクチカを作成してください。
柔道経験を就活でアピールする時の注意点
柔道経験を生かして自己PR/ガクチカを作成する時の注意点をみていきましょう。
プロセスなしはNG
結果に至るまでのプロセス(過程)がない自己PR/ガクチカはNGです。
例えば
練習は大変でしたが何とか乗り越えました!
どのようにして乗り越えたのか。乗り越える為に工夫したことなどプロセスを詳しく書くようにしましょう。
他にも
地区大会で優勝しました!県大会も優勝しました!個人だけでなく団体も優勝しました!
といった大会の結果ばかりを前面に押し出すのはNG
良い順位は努力の結果なのでプラスにはなりますが
優勝する為にどんな準備をしたのか、そこに至るまでのプロセスをアピールしましょう。
柔道の履歴書への書き方(正式名称?)
いざ、柔道有段者であることを履歴書でアピールしようと思ってもいくつか疑問があると思います。
まずは、記入欄について。
書くのは資格欄か特技欄か…
これについてはどっちでも可です。資格欄が空白になって寂しかったら資格欄に書けばいいですし
他に資格がありすぎて書くスペースがないのであれば特技欄に書けばOKです。
次に柔道の正式名称について。
柔道の正式名称って何だっけ…?
あと弐段と二段ってどっちが正解?笑
柔道の正式名称は「日本伝講講道館柔道」です。
なので正式名称で履歴書に書く時は「日本伝講講道館柔道○段」となります。
弐段or二段に関しては好みの問題なのでどっちでも可能です…。
しかし
「日本伝講講道館柔道」と書くと柔道経験者じゃない採用担当が見た場合に柔道とは違う競技かな?となってしまう(正直柔道経験者でもなる可能性がある)ので
「講道館柔道○段」だったりシンプルに「柔道○段」と書けばOKです。
参考までに…
当時の私は資格欄に講道館柔道二段と記載して就活に臨んでいました…
特に問題なかったです。
柔道経験を就活で最大限生かす方法
就活サービス/エージェントには理系に特化/IT業界に特化/などさまざまな分野に特化したものがあります。
そんな中、柔道経験が生かせる就活サービス/エージェントがあるんです…。
柔道経験が有利になる…?本当ですか…?
はい。本当です。
柔道経験者が就活で有利になる2つの就活サービス/エージェントを紹介します。
スポーツ経験者に特化した就活サービス【スポチョク】
この
体育会の学生に特化した就活支援サービス【スポチョク】
はじめて聞いたと思いますが
簡単にメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 無料
- オリジナル適性検査で企業からのスカウトを待てる
- 特別選考がある
- 書類の添削が受けられる
- 選考のフィードバックがある
デメリット
- 実績が少ない
- 求人数が少ない
- 地方の求人が少ない
スポーツ経験者に特化したエージェント【アスリートエージェント】
次にこの
スポーツ関係の就職支援
【アスリートエージェント】も
はじめて聞くと思いますので
簡単にメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 無料
- スポーツ経験者の就職実績が豊富
- スポーツ経験者専門の教育
- 就職のプロがマンツーマンでサポート
- 特別求人がある(最短2週間で内定)
- 入社後もフォローがある
デメリット
- アスリートの基準が分かりづらい
柔道経験が生かせるフィールドで就活をしよう
- スポーツ経験者に特化した就活サービス【スポチョク】
- スポーツ経験者に特化したエージェント【アスリートエージェント】
どちらも柔道経験を生かすには必ず登録するべき就活サービス/エージェントです。
しかし
無料で利用できるというのは分かった
でも…まだそれぞれの簡単なメリット・デメリットしか知らないよ
もっと詳しく調べてからにするよ
それでいいです。むしろそうするべきです。
簡単なメリット・デメリットだけでは情報が少なすぎますよね。
今紹介した
- スポーツ経験者に特化した就活サービス【スポチョク】
- スポーツ経験者に特化したエージェント【アスリートエージェント】
について下記の記事で詳しく解説しています。
それぞれのメリット・デメリットの詳細だけでなく利用者の声まで超具体的に解説していますので
登録する/しない/は下記の記事を読んでから判断すればOKです。
就活を成功させたい柔道経験者は必見の記事になっています。
面接官が柔道経験者?(余談)
余談なので興味がある人だけ…
私が新卒で就活をしていた時、採用面接で自己PRを求められた時は
大学在学中に柔道弐段(二段)を取得したことについて話をしていました。
ある企業の採用面接でいつものように準備していた自己PRを伝えたところ
面接官が柔道経験者だったようで…
その大会ってさ…○○だよね!
といった具合に話が盛り上がったことがあります(笑)
その企業は家電量販店に行けばほぼ100%の確率で製品が置いてあるメーカーだったので
入社難易度は決して低くなかったと思いますが内定を頂けました。
柔道経験が印象的だったのかどうかは定かではないですが
プラスに働いたことは間違いないです。
面接官との相性も就活では重要ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「柔道の経験は就活で有利?自己PRや履歴書への書き方を例文付きで解説」
といったテーマで解説しました。
まとめです。
・柔道経験は以下の2点を心掛ければ就活で有利になる
✓アピールできることを理解して自己PR/ガクチカ/を作成する
✓柔道経験が有利になる就活サービスを使う
・自己PRは結論+PDCAの構成を心掛ける
・柔道経験を就活で生かすには特化した就活エージェントを利用する
どんな経験も活かし方次第です。
あなたが頑張った柔道経験が就活で大きな武器になることを願っています。
柔道経験を生かす/生かさない/はあなた次第。
今回紹介した終活サービス/エージェントに登録する/しない/もあなた次第。
今、自分がやるべき最善の行動を考えて就活がんばってください。
本当に就活を成功させたいならするべき行動が何か分かるはずです。
あなたが就活を成功させ
理想のキャリアプランを描けることを願っています。
それでは、このへんで。
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