環境学科の具体的な就職先や仕事内容を知りたいけど…
一体誰に聞けば…
そんな疑問に答えます。
- 環境学科の具体的な就職先
- 環境学科へおすすめの就職先
- 環境学科の具体的な仕事内容
- 環境学科の就職対策
環境学科で学んだ知識って何に役立つのだろう…
どんな業界で、どんな仕事をすることになるのか
いざ自分が就活するタイミングになると気になる人は多いと思います。
あなたもそのひとりです。
今回はそんな、あなたのために
環境学科の就職事情について詳しく解説していきます。
本記事を最後まで読むと
環境学科がどのような業界・業種を狙って就活をすると有利になるのかが明確になり
環境に関する就職先(企業)がちゃんとあるのか不安…
どんな会社を受ければいいの?
といった不安が解消されます。
他にも
おすすめの就職先や就職対策についても解説していくので
環境学科の就活生は必見です
それでは、さっそくみていきましょう。
環境学科の就職先・仕事内容について
それぞれ結論から言うと
環境学科の具体的な就職先は?
環境学科の主な就職先は下記です。
- メーカー
- 建設業界
- インフラ業界
- 情報通信業界
- サービス業界(技術サービス含む)
- 公務員
建設業界は環境学科のイメージがあるとおもいます。
環境学科は就職後にどんな仕事に就くの?
環境学科が卒業後に就く主な業務は下記です。
- 研究・開発職
- エンジニア
- 測定/計量士
- コンサルタント
- 技術サービス
測量士/計量士は他の理系学科ではあまり見かけない環境学科の独自の職種です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
環境学科で学べること・取得できる資格
まず先に
あなたが環境学科で学んだことのおさらいしましょう。
環境学科では下記の知識が身に付きます。
- 数学
- 物理
- 化学
- 地学
- コンピューターリテラシー
- 生物学
- 気圏環境学
- 水環境学
- 地圏環境学
- 環境変遷学
- 居住環境設計
- 空間創造学
- 確率統計学
- 情報処理
- 環境計測学
- 環境科学・分析
- 地域環境調査実習
- 環境倫理
- 環境気象学
- 水理学
- 水処理学
- 環境生態学
- 土壌地下水汚染学
- 構造設計学
- 都市環境設計
- 測量学
- 材料リサイクル
- 建設施工学
- 環境アセスメント
- 環境法
- 建設法規
※私が卒業した大学の場合です
こうやってみるとカリキュラム多すぎっ!
全部載せてないのに多すぎっ!
他にも選択で材料力学/構造力学/流体力学/なども学ぶことができます…
「環境学科」というだけあって環境に関するカリキュラムが豊富です。
環境学科では以下の資格取得を目指すことができます。
- 測量士
- 環境計量士
- 環境カウンセラー
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 技術志補
- 森林インストラクター
- 公害防止管理者
- 廃棄物処理施設技術管理者
- 計画管理士
- 3R・低炭素社会検定
- 土地家屋調査士
- 土地区画整理士
- 他多数
環境に関する資格が多数あることがよく分かります。
個人的に気になったものでは、インテリアコーディネーターというのもありました。
中には業務に直結する資格もあるので在学中に何か取得済みの資格があるなら
それがどんな職種に生かせるのかぜひ、調べてみてください。
これらを踏まえて環境学科の就職先と仕事内容をみていきましょう。
環境学科の具体的な就職先
環境学科の就職先について
- メーカー
- 建設業界
- インフラ業界
- 情報通信業界
- サービス業界(技術サービス含む)
- 公務員
などです。
環境関連の設備を扱うメーカーや
安定性の高いインフラ業界(道路)がおすすめです
まずはメーカーからみていきましょう。
下記が主に環境学科が就職するメーカーの業界です。
- ハウスメーカー
住環境の知識を生かしてハウスメーカーで活躍できます。
頭の中でいくつか有名なハウスメーカーが浮かんでいるのではないでしょうか。
テレビCMもやっているので知名度も高い企業が多いです。
- 家具メーカー
取得資格の例にインテリアコーディネーターがあったように
環境学科で学ぶことは衣食住の「住」の部分に大きく関わっています。
インテリアが好きな人にはたまらない業界です。
- 機械/機器メーカー
環境関連機器/設備の製造及び販売になります。
集塵機、排水処理設備、排ガス処理装置、空気洗浄機など多数の環境関連の設備があります。
環境に関しては法律も関わってくる部分もあるので市場も安定的です。
以下、メーカー以外の就職先です。
- 建設業界
- インフラ業界(メーカーもある)
- 情報通信業界
- サービス業界(技術サービス含む)
- 公務員
それぞれみていきましょう。
- 建設業界
この業界では取得した資格が生きる場合が多いです。
ゼネコンは、高給な会社が多いので給与面も気になる人はぜひ候補に入れてください。
- インフラ業界(メーカーもある)
電気や水道、ガスなどの中で環境学科の知識を最も生かせるのは道路関連です。
高速道路の管理会社などへ就職実績があります。
日常生活に欠かせないインフラ業界は安定性が高いのでおすすめです。
- 情報通信業界
通信/放送/インターネット/に関する業界です。
これも通信「環境」という括りから就職実績があります。
- サービス業界(技術サービス含む)
環境設備のメンテナンスが主業務です。
実際に環境学科を卒業した私の知り合いがエアコンのメンテナンス会社で勤務しています。
また、環境評価を行う企業もあります。
作業が好きな人にはおすすめです。
- 公務員
環境省などの国家機関や市役所などの地方公務員として環境/インフラの整備というのもあります。
メーカー(製造業)のイメージがなかった
環境設備のメーカーっていうのは選択肢のひとつに入れよう
環境学科の仕事内容
環境学科の主な仕事内容は下記です。
- 研究・開発職
- エンジニア
- 測定/計量士
- コンサルタント
- 技術サービス
詳しくみていきましょう。
- 研究・開発職
大学の延長戦のような仕事ができます。
環境に関する専門知識を生かして環境設備の研究・開発や
環境問題改善のための研究など研究内容は様々です。
- エンジニア
「エンジニア」と一言でまとめてしまいましたが環境学科がなるのは「環境エンジニア」になります。
環境の保全が主業務になりますが分野が広く廃棄処理やリサイクル、排水処理など多岐に渡る環境問題に対しての知識が必要です。
開発職と似た業務であり。資格も生かすことができます。
- 測定/計量士
まずは資格を取ってからという職種です。
作業環境測定士/計量士はさまざまなメーカーに出向いて
濃度/騒音/振動などの作業環境の調査を行います。
- コンサルタント
環境コンサルタントとして法人向けに事業の環境への影響を分析し改善策を提案するなど
まさの環境のプロを目指す人におすすめです。
- 技術サービス
環境機器のメンテナンスや資格を生かした法人のお手伝いなどです。
環境のプロ。少し目指したい気持ちが…
環境学科は他の理系学科より就活に弱い
環境学科が就活に強いかどうか。機械工学科や電気電子工学科と比較すると正直弱いです。
幅広いジャンル/業界で戦える機械や電気に対して環境はややニッチな企業からの需要が多いです。
くっそ~!やっぱり機械と電気には勝てないか~
しかし
メーカー(製造業)は二酸化炭素の削減など環境問題に取り組んでいる会社が多く
環境の知識を持った技術者を採用する動きがあります。
枠としては機械や電気の知識を持った人よりは少なくなりますがチャンスはあるので気になるメーカーがあったら迷わずエントリーしましょう。
また
環境に関する資格は多く業界によっては重宝される資格もあります。
闇雲に片っ端から勉強するのではなく、資格の勉強をする前に資格名を検索してどんな仕事に結びつくのか。
それが自分の興味のあることなのかを確認してから取得を目指すのが◎です。
環境学科の就職対策
就職の対策と言えば
SPIの勉強…履歴書の添削…面接の練習…インターンシップの参加…
どれも時間がかかるし、インターシップはもう終わっている…
さらに資格の取得なんて言われた日には
時間ありません…もう間に合いません…(笑)
となる人が続出しますので
今回は時間をかけずにできる就職対策を紹介します。
紹介する就職対策は2つ
- 推薦応募の利用
- 就職エージェントの利用
それぞれみていきましょう。
推薦応募の利用
理系である環境学科には企業への推薦枠を大学が持っているかもしれません。
本記事で環境学科の就職先として紹介した業界であれば推薦の枠がある可能性がありますので必ず大学の就職窓口で確認しておきましょう。
もし、自分の志望度の高い会社の推薦枠があったら使わない理由がありません。
就職エージェントの利用
大学の就活イベントで
これ登録しておいてね~
と言われた就活サイトだけで就活していませんか?
それでは余計な業界も目に入って効率が悪くなりますし
何よりあなたの強みを生かせていません。
あなたにはあなたに合った就活のフィールドがあります。
そのフィールドというのは
環境学科の就活生の就活を有利にする就職エージェント「アカリク」です。
「アカリク」は理系の求人に特化している就職エージェントで環境学科を求めている多数の企業と出会える場が用意されています。
まさにあなたに特化したエージェントです。
就活の成功率を少しでも上げたいなら迷わず登録して活用しましょう(もちろん無料)
他にも
スポーツ経験があります!就活で生かしたいです!
というように、あなたにスポーツ経験があるのであれば大きな強みになりますし
経験を最大限に生かすことで、就活の成功率を上げることも可能です。
就活でスポーツ経験を最大限に生かす方法については
下記で詳しく解説しています。
自分に合った就職エージェントへの登録は、就活の成功率をグッと高めます。
やり手の就活生は自分に合った就職エージェントを複数見つけて登録しています。
環境設備はすごい(体験談)
余談です。
環境設備について興味のない人は飛ばしてOKです。
私は新卒で環境設備(集塵機)で国内トップ級のシェアを持つ大手機械メーカーに就職しました。
※今は転職して自動車部品メーカー
そこでの思い出話です…
私は環境設備の部署ではなかったのですが
会社のさまざまな施設を見学する研修で、環境設備チームの研究室のようなところを見させてもらいました。
その際に
空気に特殊な光を当てることで、集塵機で吸われる空気の流れが幻想的に、はっきり見える。
いわば「空気の見える化」を見学する機会があり
最初の方は
集塵機って単純に空気を吸うだけでしょ?作りとか単純でカタログ機バンバン売ってるんでしょ?
と思っていたのですが、担当者の話を聞いてくうちに
大きさ/形/風量/にさまざまな種類があり
お客さんのニーズにあうものを提案したり
カタログ機にとらわれず特注品を受注したり…
実際に営業実習で客先に納入された自社の大型集塵機を見る機会もあったのですが
その時は
すごっ!でかいですね
くらいしか言えなかったのはいい思い出です。
他にも水処理設備の関係で微生物を使うなど
驚くことが多数あり
最初はあまり乗り気じゃなかった
研修が終わって思ったことは
環境設備の業界って面白い!
環境問題とは永遠に付き合っていくことになるので環境設備の需要も安定的に推移することが考えられます。
自分が何をやりたいか分からないという人は、環境設備メーカーをぜひ、選択肢のひとつとして考えてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は
「環境学科の就職先や仕事内容を徹底解説(就活成功率を上げる対策も紹介)」
といったテーマで解説しました。
まとめです。
・環境学科の主な就職先は
メーカー/建設業界/インフラ業界/情報通信業界/
サービス業界(技術サービス含む)/公務員
・環境学科におすすめの就職先は
環境関連の設備を扱うメーカーや
安定性の高いインフラ業界(道路)
・環境学科の主な仕事内容は
研究・開発職/ エンジニア/測定/計量士/
コンサルタント/技術サービス
・環境学科の就活生が就活を有利に進める為には
推薦と就職サービス「アカリク」を利用する
環境学科は就職に強いとは言えませんが
「環境」についての知識を習得していることは誇りに持ってください。
ここまで深く環境の知識について学べるのは環境学科だけですので。
あなたが就活を成功させ
理想のキャリアプランを描けることを願っています。
それではこのへんで。
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