頻繁に転勤がある仕事に就くのって
どうなんだろう…
メリット・デメリットを詳しく知りたい
そんな悩みに答えます。
仕事の都合上、高い頻度で転勤が発生する人のことを
転勤族と呼んだりしますが
どんな良いこと、もしくは苦労があるのでしょうか。
本記事の内容は
今から転勤族への就職を検討している人は
よい検討材料のひとつになると思いますし
現役の転勤族もしくは配偶者が転勤族で
何かしらの悩みを抱えている人は
今の自分の立場を再認識できますし
解決方法も解説しています。
それではさっそくいきましょう。
転勤族は多数存在する
転勤は金融やアパレル・商社・メーカーなど
多くの業界(ほぼすべて)であります。
特に営業職は会社が持つ全国各地の拠点へ異動がありますし
大きな工場を全国各地に持っているメーカーは職種に限らず
頻繁に異動もありえます。
グローバル展開が進んでいる現在では
海外転勤などもよくある時代です。
基本的には入社の段階で転勤の有無は分かりますが
総合職の場合は条件として大多数が全国転勤有になります。
そんな中でも特に頻繁に転勤が発生する転勤族について
さまざまな観点から
メリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。
転勤族のメリット・デメリット
転勤の頻度は勤務している会社によって当然異なりますが
環境が変わる=生活が変わる
とても大きなことです。
田舎から都会があれば
その逆の都会から田舎も起こりますし
時には海外もあります。
そんな転勤族の
メリット・デメリットについてまとめました。
メリット
・色々な地域に住む経験ができる
多くの地域に住むことを経験できます。
各地域のおいしいものが食べれたり、新しいもの好きの人は転勤の度にわくわくするなんてことも。
・人間関係のリセット
職場の人間関係、ご近所付き合いなど嫌なことが合っても
転勤の時期がこれば簡単にリセットできます。
・変わりゆく環境の勤務で力がつく
転勤する度に新しい環境での勤務は
不明点も多く大変ですがその分、成長も早く
高いスキルが身に付きやすいです。
・人脈が広がる
多くの人と出会うことで人脈が広がります。
社内でも人脈が広がれば仕事をしやすくなりますし
取引先の知り合いも増やしておくと
思わぬ時に助かったりします。
・手当の充実
転勤に伴う家賃補助など転勤を指示する会社から手厚い手当が支給される可能性があります。
これは会社によって異なりますが
基本的に、転勤に関しては何かしらの手当てが発生するでしょう。
デメリット
・引っ越しが手間
基本的に転勤と引っ越しはセットです。
引っ越しはとても大変ですよ。
賃貸探しや物の運搬・再設置だけで多くの時間を費やします。
私も2回経験していますが、もうしたくないです…(笑)
・手続きが大変
住民票などの手続きは厄介ですね。
基本的に役場は平日しかやっていないので…。涙
クレジットカードや銀行など
あらゆるところに登録している住所情報の修正も必要になります。
・環境に慣れてきたときに異動
土地勘や仕事などに慣れてきた時期の転勤には悲しいものを感じます。
せっかく新しい新しい環境に慣れたタイミングで
リセットされ、またゼロからスタートです。
・帰省が大変になる可能性
これは楽になる可能性もあるのでメリットになるかもしれませんが…
転勤後に
大型連休で実家に帰省しようと思った時
これまで車だったのが飛行機なんてことになったら
帰省するのを断念してしまいそうです。
・単身赴任の可能性
結婚されいる人はもしかしたら単身赴任になってしまうかもしれません。
その場合、家族に会えない寂しさや
家賃や光熱費、食費といった生活費増加が懸念されます。
また
日々の仕事に加え、食事準備+家事を1人でやらないといけないことがストレスになったりもします。
・マイホーム(一軒家)が建てにくい
転勤の多い転勤族はマイホームを建てても中々住めない可能性があります。
当然ですが、家を建てても住めないなら建てる意味ないですよね…。
・友人が周りにいない
地元から離れた土地へ転職となると周りは知らない人ばかりで寂しいです。
転勤族の結婚は難しい?
パートーナー(配偶者)が転勤について
理解してくれることが大切です。
結婚後のギャップを防ぐために
あらかじめ「転勤族」という旨をパートーナーへ伝えておくのが○です。
付いていく身としては転勤による環境の変化の好き/嫌いがあるので
転勤族大歓迎の場合も大いにあります。
それでもやはり夢のマイホームを熱望したり
地元から離れたくないという人には
転勤族というのは大きなネックになってしまうのも事実です。
パートーナー(配偶者)が結婚後の子供のことなど
将来についてしっかり考える人ほど、転勤はネックになってしまう可能性が高いです。
配偶者(妻/夫)と子供
転勤は、あなただけではなくて
配偶者や子供にも大変なことがあります。
すでに解説した内容と
重複する内容になってしまう部分もありますが
みていきましょう。
・環境
どんどん変わる環境に慣れるのが大変だったり
慣れてきたと思ったら次の転勤があったりと大変です。
・友達
友達(ママ友など)ができても、また次の転勤ですぐにお別れになってしまいます。
・夢のマイホーム(一軒家)
熱望しても購入が難しい。
・仕事選定
共働きの場合は、配偶者が転勤する度に職場を変える必要があるので大変です。
正社員での雇用が難しくなります。
しかし
リモートワークであれば問題ないでしょう。
・子供の転校
友達と仲良くなっても転校でお別れになってしまいます。
しかし
良い点も多く
いろいろな地域に住めたり、嫌な人間関係をすぐにリセットできるなどに加え
育児面では
転校が多いものの、コミュニケーション能力が上達する練習になるという面では○です
様々な土地で色々な経験をさせてあげられるのも魅力です。
転勤族が/向いている/向いていない
そもそも転勤族に
向いている人/向いていない人/には
それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
簡単ですが、まとめたのでみていきましょう。
転勤族が向いている人
・明るい人(社交的な人)
人と話すのが好きなのは○
高頻度で変わりゆく環境に対応するには
ポジティブな明るい人が合っています。
・新しいこと/環境の変化が好きな人
同じことの繰り返しでは刺激がないという人にとって
転勤族はもってこいです。
ストレスが溜まってきた頃に転勤できますし
転勤する度に感じる
新しい環境へのわくわくは、毎日を楽しくします。
・出世したい人(稼ぎたい人)
全国転勤しながら前向きに仕事に取り組める人は出世コースにも乗りやすいです。
地域限定で採用された人と比較しても待遇面はもちろん、仕事ぶりも高く評価してもらえます。
住宅手当を筆頭に引っ越し時の手当てや、単身赴任の手当てなども充実しがちです。
・自由な人
自由というか行き当たりばったりの楽しい人というか…(笑)
要はマイホームもあったらでいい、結婚も子供もできたらでいいなんて気楽な考えができる人です。
・ストレス発散が上手な人
慣れない環境はどうしてもストレスが溜まります。
そんな環境で仕事をすることが多い転勤族はストレス発散が大事です。
プライベートで仕事以外の大きな楽しみ(趣味)があれば安心です。
転勤族が向いていない人
・人と話すことが苦手な人
新しい人たちと、どんどん関わることになるので
人と話すことが苦手だとストレスも多く溜まってしまいます。
・不安なことがあると考え込んでしまう人
慣れない環境に不安は付き物です。
転勤する度、新しい環境で深く悩んでしまう人は苦労します。
・マイホームが欲しい
マイホームが欲しいということは
自分で建てた家に住みたいという訳ですが
転勤があると建てるタイミングの見極めが難しいです。
・家族と一緒にいたい
配偶者や子供と一緒にいたいという人。
転勤と同時に
子供が転校を激しく嫌がったら…
親として無理やり連れていくことに抵抗があると思います。
単身赴任が嫌だという考え方ですね。
・地元が好きで離れたくない
地元愛が強い人です。
慣れ親しんだ土地。
家族や友人いつでもすぐ会える環境から離れたくない気持ち分かります。
転勤族になる/ならない/続ける/やめる/は
自分の将来のことも、考えたうえで決めましょう。
慎重になりすぎるくらいがちょうどいいです。
転勤が嫌な時の解決法
すでに転勤族だという人
転勤族であるにも関わらず転勤が嫌になってしまったときの対処法は
選択肢として2つあります。
転勤を断る
どうなるかは上司の判断になりますが
言わないことには始まりません。
具体的に理由を説明して転勤が嫌な旨を理解してもらうことが必要になります。
完全になくなるというのは難しいかもしれませんが
延期などで対応してくれる可能性は大いにあります。
しかし
組織である以上、評価が低くなってしまうリスクがあるという覚悟は必要です。
転職する
将来のことを考えて本当に環境の変化が必要という考えに至れば
「転職」は最もよい方法だと思います。
現在の転職市場は大きな盛り上がりをみせているので
きっとあなたの希望に沿った求人が見つかるでしょう。
生活の為、今の状況を我慢して維持するか
行動を起こすか。
この場合
2回の転職経験のある私からすると
「転職」を推します。
入社前後のギャップだったり、結婚などで状況が変わったり
事情は色々あると思いますが
環境を変えることで一気に悩みを解消できるのが転職です。
また
転勤は家族の生活にも大きく関わります。
配偶者に転勤族をやめてほしい場合も同様の解決方法になりますので
実際に転勤族をなぜやめてほしいのか
(マイホームが欲しい/環境の変化についていけず精神的につらいなど)
具体的な理由と合わせて上記内容(転勤を断る/転職する)を提案し、話し合うのが○です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめです。
なる/ならない/続ける/やめる/を選択する
・就職・転職活動時の企業探しは自分が転勤族に
向いている/向いていないを考慮して行う
・転勤をやめたいなら転勤を断るor転職で対応する
転勤族について興味があった人。
現役転勤族の人。
悩みは違えど、参考になる内容だったかと思います。
今回は転勤族という括りで解説しましたが
どんな業界・職種の労働環境にもメリット・デメリットはあります。
これから自分が仕事をしていくうえで
何を優先したいのか、今一度よく考えてみてください。
みなさんが理想のキャリアプランを描けることを願っています。
それでは、このへんで。
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