周りからよく「やめとけ」と言われる
「技術派遣」だけど、実際はどうなの?詳しく知りたい
そんな悩みに答えます。
- 技術派遣の良いところ/悪いところ
- 技術派遣だからこそできる貴重な経験
- 技術派遣の入社後のキャリアプランの考え方
今回の技術者派遣とは、常用型派遣を指します。
いわゆる、派遣会社に正社員雇用されることです。
有名どころで言うと「メイテック」が挙げられますね。
ちなみに
ネットで「技術派遣」を検索しようとすると
「技術派遣 やめとけ」 「技術派遣 やばい」なんてマイナス印象な候補が出てきますが気にすることありません。
誰もが知っている大手企業の検索候補に
「〇〇株式会社 ブラック」 「〇〇株式会社 激務」とかが出てくる時代なので(笑)
「技術派遣」には実際に経験しないと気づかないような良いところがいっぱいあります。
「技術派遣」 の需要は高く、私の勤務している会社の技術部にも派遣の方が在籍していますが
とても知識のある優秀な方です。
「技術派遣」と聞くと牽制しがちですが、よく見ていくと良いところが多いです。
良いところも悪いところも十分に理解したうえで今後のキャリアについて考えましょう!
それではさっそくみていきましょう。
技術派遣だからこその経験
「技術派遣」だからこそできる貴重な経験があります。
目的によっては「技術派遣」が最良の選択になることも。
様々な職種と出会える
定期的な職場移動がある為、様々な職種を経験できます。
「技術」といっても開発・設計・解析など多岐にわたり経験を積める可能性があり
これは、メーカー勤務の社員では経験できない「技術派遣」の特権のひとつです。
★飽きやすく様々なことを常にやりたい★という人にとっては「技術派遣」は天職かと
但し、変わりゆく環境に適応していくコミュニケーション能力はある程度必要になります。
様々な人と出会える
私の中で、この「様々な人と出会える」というのは 「派遣業」のTOPレベルのメリットだと思っています。
「接客業は毎日のように様々な人と出会える」と言いますがそれはお客さんとです。
「技術派遣」は技術者として働いている側の多くの人と出会うことができるので
その中の仕事ができる人の仕事の進め方や特徴などを吸収することができます。
他にも出会った人たちから「良いところ取り」して自分の業務に生かすことができます。
教えてもらうことも大切ですが「できる人」に出会って、その真似をするのも大きな成長につながります。
スキルアップ
さまざまな知識を蓄えることができます。
幅広い知識を業務を進めながら吸収していく。
特に派遣先が大企業の場合は貴重なノウハウを会得することも可能です。
但し
職場が変わるごとに新しいことの勉強になることが多いので日々勉強は必要です。
簡単にスキルが身に付くわけではないということは認識しておいてください。
あくまで当人の学びの努力が必要です。
適正探し
様々な経験は自分に合っている職種を探すこともできます。
これがスキルを磨いて、且つお給料をもらいながらできるというのは「派遣業界」くらいです。
はじめから転職までのキャリアプランを描いていて、自分探しの期間と考えるのであれば最適条件の仕事になります。
「一流企業」での経験
「技術派遣」を利用する企業は中堅・大企業が多いです。
ご存じの通り、あなたたちが働く派遣先の企業から、お金をもらうことで「派遣業界」の企業は利益を得ています。
業務量が多くて人手が欲しい+応援人員(派遣員)を呼ぶだけの予算を用意できる。
この条件を満たすとなると必然的に中堅・大手企業が派遣先として多くなります。
専門的知識の習得
一流企業の最先端技術を持った社員たちと一緒に仕事をする可能性があります。
業界問わず社外では経験できないような貴重な経験は大きなキャリアアップになりますし
転職の検討時は大きなアピールになります。
派遣ならではの難しさ
変わりゆく職場への適応力の他に、大企業に派遣されれば当然求められる技術量も高くなります。
それに答えられるだけの基礎知識を持っていることが大切で、教育も基礎ができていることが前提で進むことも想定されますので
派遣先からは「新入社員」という位置づけでなく「即戦力」として受け入れられるケースがあるのが大変なところです。
仕事の責任
「技術派遣」の「責任」については人それぞれ良い・悪いの捉え方が大きく異なります。
「技術派遣」は大きな責任を持つような仕事は比較的少ないです。メインプロジェクトのメンバーの一員としてフォローする役割かと。
いくら仕事ができても、立場上は「派遣」ですので派遣先の企業としても責任重大な業務は任せにくいでしょう。
そのため
この「技術派遣の責任」については
のびのびとプレッシャーに捕らわれず仕事をしたい!という人にとってはプラスですが
大きな責任感のある仕事をしたい!という人にとってはマイナスな面になります
とはいっても、任せられた仕事に「責任」が生じるのは当たり前のことなので、なんでもかんでも自由にできるわけではないことは認識しておいてください。
勤務地
企業にもよりますが、「技術派遣」を必要とする企業は全国にあるので希望を考慮してくれるところが多いです。
募集要項にも、「希望を考慮します」や「〇〇県限定」など記載がある場合も。
工場や営業所で勤務先が絞られるメーカーと違い、全国各地の勤務先から選択できるのはうれしいですね。
モチベーションについて
仕事の「モチベーション」を保つには、満足な仕事・給与・労働環境。
いろいろ気にかける部分はありますが「技術派遣」はどうでしょう。
仕事内容と給与
仕事内容に関しては「技術派遣」だからこそ経験できている貴重な体験と考えれば◎です。
実際そうですし、そう感じられると思います。
では、給与面は?
正社員として雇用されている派遣会社からお給料がもらえます。
責任の割に良い給料がもらえるという考え方もあれば、業務内容によっては額に不満を感じることも。
派遣先は大企業が多く、給与水準が高い社員たちと一緒に仕事をする可能性が高いので
その人たちと「同じような仕事をしているのに給与水準が異なる」といった不満が生まれることがありますが
ただ単にこの大企業の人たちが世間体で見てもかなり優秀なだけです。
どうかお気になさらず。。
ちなみに、技術派遣大手の「メイテック」の年収を調べたら分かるように他の東証一部上場企業となんら遜色ありませんよ。
やりがい・知名度
やりがいのひとつに自社の知名度ってあると思いますが
「派遣業界」の企業は自社ブランドの商品を持っていません。(ロゴマークはありますが。。)
メーカーと違って自社の製品が世の中の役に立ったり製品を街中で見かけたりして、やりがいを感じることはないです。
知名度もメーカーに比べると劣ります。
でも考えてみてください。
メーカーでもほとんどが知られていない会社ですよ。
会社の実力を測るひとつとして、東証一部上場企業が挙げられますが
上場している多くのメーカー。あなたもほとんど知らない会社ですよ。
おそらく一般の方なら7~8割くらいは分からないかと。。。
ってなわけなので
会社の知名度なんて気にするだけ損です。
人間関係について
変わりゆく職場に対応していかなければならない一方で
派遣先の上司や同僚が合わない職場環境だったとしても契約期間だけ辛抱すればまた新しい職場へ行けます。
最長でも3年程度ですかね。
企業にもよりますが異動の申請も出せるので
自分が永久的に働かなければならない職場ではないと割り切って働けるのは気が楽ですよ。
これからのキャリアを考える
「技術派遣」のキャリアプランを考えていきましょう。
「技術派遣」でしかできない貴重な経験ができるので経験を積んでから「技術派遣のプロ」を目指すか「転職」するかを選べばOK
技術派遣のプロへ
「技術派遣」ならではの大変さ・難しさを熟知したうえでその道のプロを目指して突き進む。
いわゆる「技術派遣のプロフェッショナル」ですね。
特に求められる能力は
高いコミュニケーション能力と技術力。
はじめは自分の適性を見極めてスキルアップしたら転職しようと思っていても
「技術派遣」として業務をこなしていく中で
いろいろな職種をこなしながらスキルアップしていくことに喜びを感じるのであれば
そのまま突き進むのも◎です。
ひとつの「道」を極めるのはかっこいいことですよ。
転職
「技術派遣」を経験して自分やりたいことが明確になった →「転職」
はじめから「転職」までのキャリアプランを描いていた人。
経験の過程で考え方が変わり「転職」を決意した人。
大手企業へ派遣されて、勤務していた場合、それは「転職面接」で大きなアピールポイントになりますので生かしてください。
また、派遣業という立場上
馴染んだこと
・新しい技術に挑戦する姿勢があること
・環境の変化を恐れない適応力がある
などもアピールポイントになると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いくつか紹介しましたが「技術派遣」には良いところがたくさんあります。
まとめです。
「技術派遣」は
・技術派遣だからこそできる経験が多数ある
・職種変更や待遇差などモチベーションを保つのが難しい場合がある
・転職のアピールに強い特化したスキルが身に付きやすい
その「道」のプロを目指すもよし
積み上げたスキルを持って「転職」するのもよし。
自分に合ったキャリアプランを描いてください。
みなさんが理想のキャリアプランを描けることを祈っています。
それでは、このへんで。
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