期間工から正社員になるのは
難しいのだろうか…
難易度次第では他のキャリアも考えたいけど…
一体誰に聞けばいいんだ…
そんな悩みに答えます。
- 期間工から正社員になる難易度
- 期間工から正社員になるためにやるべきこと
- 期間工から正社員になれる人の特徴
- 正社員登用試験の対策
- 期間工から正社員になるメリット/デメリット
私はこれまで大手メーカー3社を渡り歩いた結果
多くの期間工/派遣の人と
一緒にお仕事させていただきました。
当然
期間工/派遣から正社員になった人にもお世話になっており
その人たちの勤務態度や特徴も知っています。
中には班長にまで昇格している人もおり
努力すれば期間工や派遣からでも
成り上がれるという姿を実際に見ています。
今回は
そんな現場を見てきた私が
経験を踏まえて解説していきます。
※経験を踏まえた個人的見解が含まれる事をご了承ください
期間工から正社員登用を目指している人は必見です
それでは、さっそくみていきましょう。
期間工から正社員になるのは難しい?
期間工から正社員になるのは難しいです。
しかしこれは闇雲に仕事に取り組んだ場合です。
期間工から正社員になるのは狭き門だと思われがちですが
基本的に
どの会社にも期間工から正社員への登用制度があり
上司からの推薦を受けて試験に合格すれば正社員になることができます。
会社によってばらつきはありますが
年間で10%程
期間工から正社員になっている会社もあるので
これから解説していく
「期間工から正社員になるためにするべきこと」
「期間工から正社員になれる人の特徴」
を意識して業務に取り組めば
そこまで難しくないことでしょう
それでは、解説していきます。
期間工から正社員になるためにするべきこと
期間工から正社員になるには
意識してするべきことがあります。
それは自分のアピールをするということです。
正社員を目指すことを伝える
面接/面談で
自分が「正社員を目指している」という旨をはっきりと伝えましょう。
上司へ熱意を伝えることで
正社員登用試験で大きなアピールになる業務を
あえて任せてくれるなど
協力的になってくれたり
正社員用のチャンスで声をかけてくれます。
「正社員を目指して一生懸命がんばっている」という
認識をしてもらえるようにしましょう。
真面目に勤務する
当たり前のことですが重要です。
無遅刻/無欠席
夜勤でも集中して業務に取り組みましょう。
人間関係を大切にする
上司からの推薦を受けるには「印象」も重要です。
毎日のあいさつや社外の行事/飲み会への参加
昼休憩時のコミュニケーションなど
上司との人間関係を良好に保つことも
正社員へ一歩近づきます。
期間工から正社員になれる人の特徴
期間工から正社員になれる人には
どんな特徴があるのでしょうか。
年齢が若い
20代であることが望ましいです。
会社側としても
正社員登用後から少しでも長く働いてほしい為
若手が有利になります。
同レベルのスキルを持っている人が並んだ場合は
年齢が若い方が優先されます。
残業や休出に積極的
工場にとって繁盛期の戦力になる人材は
多ければ多いほどありがたいです。
お願いされた
毎日の残業や休日出勤を断らず続けると
上司から「あいつが居てくれると本当に助かる…」
といった高い評価に繋がります。
しんどく感じるかもしれませんが
周りも嫌がる
しんどいことを積極的にやるからこそ評価は上がります。
当然
残業代が貰えるという良いこともありますので
勤務関係のお願いに対しては積極的に協力することをおすすめします。
改善提案/QC活動を行う
会社の活動に積極的に参加しましょう。
改善提案の積極的な提出/QC活動への参加などは
評価が高まる要因です。
会社によって呼称が若干異なるかも知れませんが
改善提案とは日頃行っている業務で
“もっとこうした方がいい”と感じたことを
提案することです。
QC活動は品質に関する問題点を解決するために
グループを結成して行います。
週1で30分程度メンバーで会合を行い
最終的には実施内容と効果を上位へ発表します。
どちらも製造業にとって重要な活動になるので
多くの企業が行っています。
勤務評価が高い
正社員になるための絶対条件です。
ここまでの
「期間工から正社員になるためにするべきこと」
「期間工から正社員になれる人の特徴」
で解説したポイントを意識して業務に取り組めば
おのずと評価は高くなります。
正社員登用試験の対策
筆記試験
主にマークシート方式のSPIになります。
教科は国語/数学の2科目の場合が多く
難易度は中学レベルなので
特に対策は不要だと思いますが
不安な人はSPIの対策本で勉強しておきましょう。
面接試験
よく聞かれることは
- 正社員になりたい理由
- 今の業務について
- 業務の中で工夫していること
などです。
正社員になりたい理由は
素直な思いを伝えましょう。
今の業務については
自分が行っている業務内容を
しっかり理解できているかの確認になります。
普段の業務中での
「やりがい」や「気をつけている点」についても
おさらいしておきましょう。
業務の中で工夫していることは
最も重要な質問になります。
指示されたことを淡々とこなしているだけではいけません。
正社員であれば業務の中で常に工夫をして
「どうすればもっと早く生産できるか」など
向上心を持って取り組む必要があります。
準備の徹底や2S(整理整頓)など
あなたが業務の中で工夫していることを答えれるように
準備しておきましょう。
また
面接官の話には「はい」と相づちをうつ
答える際は
元気よくはきはきと話をしましょう。
現場は体力も大事です。
細かいことも意識して少しでも高評価を勝ち取りましょう。
配属先で確率が変わる(運要素)
実は職場の部署/グループで正社員登用率は変わります。
こればかりは運なのでどうすることもできません..
どんな部署が正社員になりやすいかというと…
忙しい部署です。
会社としても忙しい部署へ優先的に人員補充を行うので
忙しい部署に
多くの正社員登用の枠を使用してしまう可能性があります。
とはいうものの
はじめから期間工は
人手不足の忙しい部署に配属されることが多いので
必然的に正社員登用されやすい状況になっている可能性があります。
期間工から正社員になるメリット・デメリット
期間工から正社員になる
メリット・デメリットをみていきましょう。
メリット
・雇用安定
最大のメリットであり期間工の人が正社員を目指す理由で最も多い理由だと思います。
・給与安定
昇給/昇格/賞与がしっかりあるので長期的に見て安定した給与になります。
・信頼が上がる
信頼性が社内的だけでなく世間的にも高くなりクレジットカードのローン審査などに通りやすくなります。
デメリット
・給与が下がる
期間工の給与水準は比較的高く設定されています。
そのため
正社員になった直後は給与が下がる場合が大半です。
しかし
長期的に考えると間違いなく正社員の待遇の方が良いです。
・責任が増大する
大事な工程を任されたりと業務に対する責任が大きくなります。
・業務量が増える
他の工程の応援や異常対応など業務量が増える可能性があります。
非正社員から班長へ(余談)
私が出会った非正社員から班長になった人の話。
余談です。興味のある人だけ。
その人は
中々波乱万丈な人生を送っており
派遣で入社→リーマンショックでクビ→再入社→班長へ昇格
というキャリアを積んでいます。
ちなみに従業員1000人以上の規模の大企業です。
一緒に仕事をしていて感じたのが
この人は
(班長に)なるべくしてなっているということです。
具体的にどんなことかというと
「人を動かす力」がすごいんです…
これは
一概に年齢が上ってだけではないです。
スキルが非常に高く
普段から困っている時に相談すると
助けてくれる(解決する)からこそ
こっちも積極的に協力したいと感じさせられます。
仕事の進め方で困った時に
とりあえず〇〇さんに相談して助けてもらおうって人がいると思います。
それを非正社員の立場で担っていたんです。
そりゃ班長になるよ…(笑)
積極的に困っている人を手伝うというのも
高い評価/信頼に関係することを身をもって体験した事例でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は
「期間工から正社員になるのは難しい?多くの期間工を見てきた私が解説」
といったテーマで解説しました。
まとめです。
・期間工から正社員になるには要点をおさえて
業務に取り組むことでそこまで難しくなくなる
・期間工から正社員になるには勤務/人間関係/
社内活動などで積極的に自分をアピールする
・正社員登用試験の筆記はSPI(国語・数学)の勉強/
面接は今の自分の業務/工夫していること/
についておさらいしておく
しっかり自分をアピールすることを意識して
何事も積極的に。
あなたが正社員登用試験に合格し
理想のキャリアプランを描けることを願っています。
それでは、このへんで。
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